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「動画コミュニケーションが当たり前になれば、消える系SNSは必ず流行る」エフェメラルSNSラボ イベントレポ

2016 9.1

こんにちは!エフェメラルSNSラボ所長の飯塚みちかです。

去る8月5日(金)、ラボ主催の初めてのセミナーイベント『なんで消えちゃうの?今話題のSNOWに学ぶエフェメラルの世界』が無事終了いたしました!

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定員50名で開催したセミナーでしたが、企業のSNS担当者様やメディア関係者の皆様を中心にご参加いただき、来場者数はなんと定員オーバー!!

アンケート結果を見ると、参加いただいた多くの方が「参考になった」とお答えくださっていて、主催者として嬉しい限りです。

また、当日は来場者の皆様に、ハッシュタグ「#第1回エフェメラルを考える会」を使ってのツイートをおすすめしていたのですが、なんとkakeruとして約1年ぶり2度目のTwitterトレンド入り…心臓バクバクでした。

リアルタイムでハッシュタグ投稿をしていただいた参加者のみなさま、本当にありがとうございました!

ちなみに初トレンド入りは「#Twitter中の人サミット2015」でした。あれからほぼ1年も経つんですね…時の流れは早い…。

さて、今回のセミナーでは、3つのパートに分けて「エフェメラルSNSとは」についてをお伝えいたしました。

  • 第1部 エフェメラルSNSとは?
  • 第2部 動画コミュニケーションのプロモーション
  • 第3部 インフルエンサーによるトークセッション

この記事では、第3部・トークセッションでのやり取りを引用しながら、私・飯塚の考察をまとめます!

正直まだエフェメラルSNSは主流じゃない。でも…?

トークセッションを行った結果、日本の若者間でのエフェメラルSNSの利用実態について明らかになったことは2点です。

  • Snapchatは海外志向のユーザーは活用しているが、一般ユーザーはあまり使っていない
  • SNOWはスマホに入れているが、SNSとして活用している人は少ない

一方で、ほくぴーさん・大関さんともに、エフェメラルSNSの利便性にユーザーが気付けば、流行すると考えているようです。

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左から副編集長・三川、飯塚、ほくぴーさん、大関れいかさん

数年前、Instagramが日本で画像加工アプリとして使われていた時、一般ユーザーがわざわざInstagramに画像を投稿しなかった一番の理由は、周りの友達が利用していなかったからでした。しかし、日本国内でInstagramアプリのインストール数が増え、またSNSでのコミュニケーションがテキストオンリーから画像+テキストに移り変わっていくなかで、投稿する派のユーザーが徐々に増えていきました。

今、エフェメラルSNSは、かつてのInstagramと同じような立ち位置にいると考えられます。

エフェメラルSNSは、スマホ容量不足の救世主!?

トークセッション中、ほくぴーさんが「待ち合わせの時、居場所についてテキストで詳細に説明するより、周辺の動画を撮って送っちゃったほうが早い」という話をしていました。

スマホを介して相手とコミュニケーションをとる際、テキストよりも動画で伝えたほうがラクということにユーザーが気付けば、動画中心のコミュニケーションがテキストに取って代わる可能性が十分にあります。

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しかし、コミュニケーションが動画中心になれば、スマホ端末の容量不足が問題になりそうです。スマホを利用する若者の多くは、アプリや画像データによる端末容量の圧迫と日々戦っているのですが、画像よりも更にデータの大きい動画でのコミュニケーションが一般化すれば、容量不足への不安は更に増すことでしょう。

そこで重宝されるのが、送受信する動画を端末に保存せずやりとりできるエフェメラルSNSです。送った動画や受け取った動画は自動的に消えてしまうため、動画コミュニケーションが増えてもストレージの圧迫を最小限にすることができるのです。このような物理的な利便性から考えても、動画コミュニケーションが当たり前の世界になった時、エフェメラルSNSがそのプラットフォーム的役割を担う可能性は非常に高いのではないでしょうか。

エフェメラルSNSだからこそ、より「リアル」な企業の姿を発信できる

また、ほくぴーさん・大関れいかさんの両者から出た企業のSNS活用に対する意見として、「綺麗に加工された画像ではない、実物そのものの情報を見せてほしい」というものがありました。

たとえば、綺麗に加工された海の写真を見て、期待して行ってみたけれど、写真で見た海と実際の海の様子が全く違っていてガッカリした…といった経験、みなさんもありませんか?

情報の溢れかえる現代に生きる若者たちはリテラシーが高く、メディアで発信されている情報も「リアルではない=偽物である」と感じることが多いようです。その真偽を確かめるため、SNSでユーザー間の口コミを検索し、「リアル」な情報を探そうとするユーザーも多くいるのが現状です。

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今後、企業が若者の信頼を獲得していくためには、作りこまれていないコンテンツを発信する必要があります。これまでの広告コンテンツは、自社商品・サービスをいかによく見せるかという視点で作られていましたが、エフェメラルSNSでの広告コンテンツは、あるがままの状態で見せることができるかどうかが重要視されるでしょう。

企業としては作りこまれていないコンテンツの発信には抵抗があるかもしれません。しかし、エフェメラルSNSの利点は一定期間たてば投稿が削除されることです。「残る」メディアに出しにくい情報でも、「消える」メディアだと考えれば発信への不安が軽減されるのではないでしょうか。

エフェメラルSNSでは「ユーザーに媚びる」必要がない?

エフェメラルSNSの企業活用メリットとしては、ユーザーの反応を気にしなくても良いのではないか、という話も議題にあがりました。

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これまでのSNS運用は、ユーザーとのエンゲージメントを高めることが第一目的だったため、「いかにユーザーにウケるか」という視点で投稿を作りこまなければいけない、ネタを練らなければいけないというプレッシャーがつきものでした。

しかし、エフェメラルSNSには「いいね」「コメント」などの機能がついていないため、他のSNSと比べて反応を気にせず気軽に投稿を行うことができるという特徴があります。

投稿の制作も、「とりあえず今カメラの前にあるものをネタとして発信していく」というシンプルな方法を取ることができるため、投稿に対する工数とハードルがぐんと下がります。ライトなコンテンツを気軽に投稿できるエフェメラルSNSは、他のSNSより少ないリソースで運用できる可能性を秘めているのです。

一方で、ユーザーからの反応が見えづらい中、エフェメラルSNSの運用目的や運用指標をどう設定するべきかが、企業活用における課題の一つとなりそうです。

今回セミナーを開催したことで、私自身改めて考えさせられる内容も多く、エフェメラルSNSはまだまだ未開だからこそ面白いSNSだと強く感じることができました。動画によるコミュニケーションが徐々に一般化していく中、エフェメラルSNSの今後の発展がとても楽しみです!

 

最後に、当日の来場者のツイートやアンケート回答の中で、次のようなご意見を頂きました。

SNOWなどはすでに加工機能があるため、自分をよく見せることにつかれている (SNS疲れ) ユーザーにウケているという説明は矛盾を感じた。

非常に鋭い質問です!実は、SNOWの画像加工機能には、SNS疲れを起こさない仕掛けがあるのです。この話はエフェメラルSNSの文脈から少し逸れてしまいますので、別のテーマの記事としてしっかりお答えいたします!

 

その他、エフェメラルSNSについて疑問や質問などありましたら、私・飯塚の個人Twitter(@mmmiiz)やお問い合わせフォームからお気軽にご連絡くださいね。可能な限りお答えしていきたいと思います。

それではまた!


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