若者の新たな恋の駆け引き「インスタストーリーズホイホイ」って何!?詳しく話を聞いてきた

2018 10.25

こんにちは、kakeru編集部外部ライターの吉川ばんびです。

みなさんは、Instagramの「ストーリーズ機能」を使っていますか?

「ストーリーズ」と言えば「24時間で投稿が消えてしまうこと」が最も大きな特徴かと思います。私は20代後半の女性ですが、いまだに「ストーリーズ」を使うタイミングがうまく掴めず、月に1~2度だけ、思い出したように「どうでもいい情報」を載せるような使い方しかしていません。

ところがある日、kakeru編集部が若い女性たちに取材を進めている中で、ある衝撃の事実が発覚したのです。

彼女らによると今、Instagramのコアユーザーである10代~20代前半の女性たちの間で「ストーリーズ」の”とある使い方”がトレンドになっているのだと言うのです。

その名も「ストーリーズホイホイ」

「ホイホイって何!?!?」と思う方がほとんどかと思います。私もそうでした。

実はこれ、「ストーリーズを使って好きな男性の気を引く投稿をすること」だそうなのです。ストーリーズが、恋愛の駆け引きに使われているんですよ……これすごくないですか?

そこで今回は「なんでストーリーズ?直接のやりとりじゃダメなの?」「実際どんな駆け引きが行われてるの?」など、気になる彼女たちの本音を聞いてきました。

インスタの「ストーリーズホイホイ」って何?

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▲今回お話をお伺いさせていただいた女性陣。左からりささん(25歳/仮名)、まみさん(24歳/仮名)、みかさん(24歳/仮名)。※りささん、まみさんはお友だち同士

吉川ばんび:こんにちは、今日はよろしくお願いします。早速みなさんに質問ですが、みなさんの世代や周りの友人が普段からよく使うSNSは「Instagram」ですか?

りさ:そうですね。Instagramがメインかなぁ。友だちもそうです。

まみ:私もインスタがメインですね。

みか:私もそうです。Twitterは流し読みするだけ、という感じです。

吉川ばんび:インスタっていつ頃から使ってます?

みか:高校生の頃ですかね!最初は画像加工アプリとして使ってたんですけど、気づいたらみんなフィード投稿とかしてたので、それに乗じて……。

まみ:私は高校卒業してから始めました!19歳の頃だったんで、無駄に「おしゃれなアサイーボウル」の写真とか投稿してました(笑)。

りさ:私、一発目の投稿は自撮りだったわ……「髪染めたぁ」みたいな(笑)。

吉川ばんび:今は、普段どんな投稿を?頻度はどのくらい?

みか:私は週に1回くらいの頻度で「女子っぽさ」を作り上げた投稿をしてますね。パンケーキとか、おしゃれなものとか。でも、今はほとんど「ストーリーズ」機能がメインです。

りさ:私も、フィード投稿はもうほとんどしてないです。ストーリーズにだけ投稿する、みたいな感じで。

吉川ばんび:「ストーリーズ機能」といえば、24時間で投稿が消えてしまいますよね。ストーリーズにはどんな投稿を?

まみ:なんでもない日常の風景とかですねー。どうせすぐ消えちゃうので、あんまり「インスタ映え」するかどうかは、こだわらないで載せちゃってます。

りさ:あとは、好きな人に向けて、自分が可愛く見える写真とか、何かを匂わせる系の投稿をしたりしてます。「誰といるんだろう」ってヤキモチを妬いてもらえるようなものとか……。

吉川ばんび:何それ!?

りさ:「ストーリーズホイホイ」って言うんですけど、結構みんなやってますよー。

まみみか:私もやってます。誰にでもやるわけじゃなくて、気になる人限定ですけど。

吉川ばんび:ええー!それってフォロワー全員が見られるストーリーズに投稿するけど、1人に向けてやるってことですか?

まみ:いや、正直「あわよくばこの人にも刺さればいいなー」と思って複数人に対してやってることもあります(笑)。

吉川ばんび:うわー知りたくなかった!!好きな人とはLINEで直接やりとりしたりはしていないの……?

りさ:やりとりはもちろんしてます。だけどそれとは別で、たとえば「相手から連絡が返ってこない」とか、「最近うまくいっていないなー」ってときに相手の気を引くような投稿をするんですよね。

吉川ばんび:たとえばどんな投稿ですか?

りさ:落ち込んでるアピールをしてみたり、拗ねているときは「あなたがいなくても楽しんでるんですよ」ってアピールしてみたりですね。

吉川ばんび:「ストーリーズ機能」ができたときって「おはよう」とかどうでもいいことを投稿できるようなツールだった気がするんだけど、いまはそうじゃないってこと?

まみ:そうですね、SNS用の「作り物の自分」にナチュラルさをプラスするというか……リアルさを出すというか……要するにそれも全部作ってるんですけど(笑)

吉川ばんび:ちょっと今日の取材本当にこわい……。

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ストーリーズ機能を使って行われる若者世代の「恋の駆け引き」

吉川ばんび:「好きな人の気を引きたい」という気持ちは、ものすご~くよくわかります。でも、なぜストーリーズで?LINEでやりとりしているなら、直接好きな相手に伝えないの?

まみ:だって、付き合ってもいない相手に直接「寂しい」とか「落ち込んでるから構って」なんて言えなくないですか……?

吉川ばんび:それはたしかに……。

まみ:私はストーリーズホイホイをするとき「誰がストーリーズを見たか」がわかる「視聴履歴」機能をこまめにチェックして、好きな相手がストーリーズを見た瞬間に投稿を削除します(笑)。

りさ:それすごいわかる!私もストーリーズホイホイしたあと、3分おきとかに視聴履歴チェックしますもん(笑)。

吉川ばんび:えー!そこまで細かくチェックするの!?それはどうして?

まみ:そういう「気を引きたい投稿」ってネガティブな投稿になる傾向があるんですよね。なので他の人にはあまり見せたくないというか、好きな人にだけ見てもらえればそれでOKというか……。

吉川ばんび:あー、フィード投稿だと誰が見たのかまでは分からないですもんね……だからストーリーズなのか。

みか:そうなんですよね。だからどうしても他の人には見られたくないストーリーズの場合は、「非表示機能」を使って好きな人以外には表示されないようにすることもあります。

まみ:私もやるやる(笑)。

りさ:私も。でも逆にストーリーズを投稿するとき、非表示機能を使って「好きな人にだけ投稿が表示されない」方法を使うこともありますよ。

吉川ばんび:好きな人だけが投稿を見られないってこと?それってどんな投稿をするときに使うんですか?

りさ:本当はめちゃくちゃ遊んでるんだけど、相手に「何もできないくらい病んでますよ」というアピールをしたいときとかに非表示設定を使ってますね(笑)。好きな人から見ると私の楽しそうなストーリーズ投稿は見れないので、私が今「何をしてるかわかんない状態」を作るというか。

吉川ばんび:もうそれならストーリーズ投稿しなきゃいいのに……!!

りさ:いや、それはみんなには見せたいんですよ!ただ、好きな人の気は引きたいから「落ち込んでる自分」を演出して投稿を見せないだけで(笑)。

まみ:私はプールとか海とか、夏の遊び系は好きな人には全部見せてないです。そういうの「チャラい」って感じる人なので……。

みか:私はこの間、男女複数人でバーベキューに出かけたんですけど、そこが車でいかないといけない場所だったんですよ。「車の運転=男がいる」と思われる可能性があるので、そういう投稿は好きな人には非表示にしています。

吉川ばんび:すごい用意周到だ……。

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実際にどんな「ストーリーズホイホイ」の投稿をしているの?効果はある?

吉川ばんび:「ストーリーズホイホイ」はストーリーズに「好きな人の気を引く投稿をすること」だというのは把握したんですが、実際にどんな駆け引きをしているのか気になります。

みか:私はとにかく、徹底して「他の男性とは付き合いがないこと」をアピールしますね~。たとえ隣に男性がいたとしても「女の子だけでワイワイしてますよ~」っていう雰囲気しか出さないです。

まみ:私は、ちょっと感傷的な歌詞とか載せて「病んでるのかな?」って心配してもらえるような投稿とかしてますね~。

吉川ばんび:病んでるアピールかぁ。それって実際効果はあるんでしょうか……?

まみ:あるときもありますよ!とくに、LINEのやりとりが無くなっているときに好きな人から「ストーリーズ見たけど、どうしたの?」って連絡がきたら「よっしゃ釣れた!」ってガッツポーズです(笑)。

りさ:私の場合はLINEでやりとりしてない期間にホイホイするので、会話のきっかけづくりのためにやってるんですけど、意外と連絡くれたりするんですよね~。

吉川ばんび:実際に成功体験があるんですね。りささんはどんな投稿をするんですか?

りさ:病んでるアピールもするんですけど、私はみかちゃんとは逆で、好きな人の嫉妬心を煽るために「他の男の影」をチラつかせる投稿をすることがあります。

みか:りさちゃんそれよくやってるよね!!映画のチケット2枚持ってる写真とか載せて「それ誰と観るの?!?」って思わせるようなやつ(笑)。

吉川ばんび:こえぇ……ちなみに「ストーリーズホイホイ」をする頻度ってどれくらいなんですか?

みか:月に2、3回くらいですかね……?

りさ:私もそのくらいかなー。

まみ:私は週1くらいかな?今月はちょっと多めかもしれません。

吉川ばんび:月によって変動するんですね(笑)。

まみ:好きな人との、そのときの関係性にもよりますからね!

吉川ばんび:それもそうか……。今日はありがとうございました!

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イマドキ女子の間では「ストーリーズ」を使って高度な恋愛戦略が行われていた

「ストーリーズ」機能を使った恋愛の駆け引きにおけるメリットを彼女たちに問いかけてみたところ、興味深い意見が聞けました。

「付き合ってもいない男性にLINEで自撮り画像や、自分が可愛く写っている写真を送ることはハードルが高くて、これまではできなかったんですよ。でも、ストーリーズ機能が登場してからは24時間で投稿が消えたり、しかも表示させる相手を指定して投稿することができるようになったので、『見てもらいたい可愛い自分の姿』を手軽に好きな人に見せられるようになったんですよね」

私が10代や20代前半だった頃の「遠隔コミュニケーション」や「駆け引き」なんて、みんなには内緒で好きな人とこっそりメールでのやりとりをしたり「返事はすぐにしちゃダメだ」みたいな恋愛テクニックが流行ったりするような時代でしたが、時代とともに「恋愛の駆け引き」は変わっているようです。

好きな人から返事が返ってこないと「新着メール問い合わせ」を何度もやるっていうのは「ガラケーあるある」だと思うんですけど、これも今の10代の子たちからすると「何それ?」なんでしょうね……。

SNSが多様化している今、若者たちの恋愛の駆け引きまでもが新しくアップデートされ続けているのかもしれません。もちろん、これからも。

以上、現場からお伝えしました。

 

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Design by 石谷純/
企画 kakeru編集部 吉山美紀
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