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イベント担当者に届け!女の子が期待している『インスタ映え』イベントとは|女子大生ほなみちゃんねる vol.2

2018 3.13

こんにちは。女子大生ライターのほなみです。

私は、日頃から呼吸をするようにインスタグラムやキュレーションメディアを見て、気になるトレンド情報をチェックしています。2017年は『インスタ映え』『フォトジェニック』を意識したイベントが多く開催され、たくさんの場所に足を運びました。

しかし、私の中で『インスタにアップしたい』という欲求が満たされるイベントは少なく、撮り方を試行錯誤するしかなかったり、最悪加工でごまかしてアップ…なんてことが多々ありました。

もちろん素敵なイベントも多いのですが、『若者が写真をたのしく撮り、インスタにアップする』という行動を促すためには、まだまだ私たち若者への理解が足りないのではないか?と感じてしまいました。

そこで今回は、フォトジェニックなイベントを企画する方々向けに、イベントをPRするコツや、「撮りたい」を叶えるポイントをお伝えしていきます!

本記事では、

1)インスタグラムの投稿トレンドの変遷

2)インスタグラムを利用する若者の特徴

3)イベント情報がインスタグラム上で伝播する仕組み

4)「撮りたい」と感じたイベント事例

の4つからアプローチします。

若者のインスタ投稿トレンドを振り返ってみた

まずは、インスタグラムにアップされてきた写真を振り返ってみました(※)。とくに、被写体が投稿している本人である写真を中心に変遷を辿っていきます。

(※)ニールセンの調査によると、2016年4月にインスタグラム利用者数が1000万人を超えたとされ、5月にはアプリアイコンと画面表示を、現在のものに一新するという大幅アップデートが行われました。そのため、今回はインスタブームの初期である2016年4月頃から変遷を辿ります。

1.かわいく盛ってなんぼ時代(2016年4月~)

2016年のはじめは、インスタグラムには顔が盛れた写真を投稿する傾向がありました。今よりも友達と近い距離で、アップめで自撮りをしている写真を多く見た記憶がありませんか?

今から約1年半前に「スナチャブーム」と「第一次SNOWブーム」が起こり、目が大きくなるフィルターで撮った写真が多く投稿されました。

 

ROLAさん(@rolaofficial)がシェアした投稿

 

#あっちのくまもこっちのくまも」というハッシュタグを覚えているでしょうか?

 

このように、2016年4月頃は、顔がよく盛れた写真がインスタグラムには溢れていました。

2.景色欲張り時代(2016年7月~)

次に来た大きなブームは、自分の顔だけではなく、もっと欲張りに景色も入れて写真を撮るというものです。

夏ということも、アウトドアの写真を投稿する人が多くなりました。そして、よりきれいに撮影できる「GoPro(ゴープロ)」の存在により、『景色欲張り時代』が到来しました。

GoProを持っている人がインスタグラムを制すると思われるほど、よく見かけたのを覚えています。ちなみに私もそのブームに乗りたいがために、先駆けて夏に入る前に購入しました(笑)。

そんなときに流行したハッシュタグは「#ゴープロのある生活」です。

 

このような、「大きくてきれいな海とわたし」という写真を大量にインスタグラムで見かけました。

これらと同時期に、じわじわと当たり前になってきた文化があります。

それはスマホ用広角レンズです。広角の写真を撮るようになったことや、当たり前のようにスマホを置いてセルフタイマーで撮影するようになりました。

ディズニーランドのシンデレラ城の前に座って写真を撮る女の子たちが増えたのも、ちょうどこのあたりでした。

 

n a g o m iさん(@ngm0303)がシェアした投稿

3.きれいに撮って!他撮り時代(2017年1月~)

2017年に入り、インスタグラムでは「きれいで、きちんとした写真を投稿する」という暗黙のルールが形成される時代に突入しました。

広角レンズを使わずとも自身を全身まで写すような写真を求めるようになり、友達と遊びに行っても、自撮りではなく、お互いを撮りあいっこすることが主流になりはじめました。

 

その、他撮り時代を牽引したのが「インスタグラマー(※)」の存在です。

彼女・彼らは自撮りの写真よりも、他撮り写真を多く投稿しました。この時期には「顔」を盛る時代から「写真」を盛る時代に、さらには「プロフィール画面」を盛る時代に変化していきました。

それにより、他の人に撮ってもらうことで、プロフィール画面から見た時にグリッドのなかに体がすっぽり収まるような写真にこだわったのです。

 

(※)ここで言うインスタグラマーとは、自分自身の姿を写して投稿しているインスタグラマーに着目しています。

 

4.クオリティー追求時代(2017年7月~)

 

そして、2017年の夏頃には「インスタ映え」「フォトジェニック」が定着し、その言葉がごく一般的に使われるようになり、さらにインスタグラムにはクオリティーの高い写真が多く投稿されました。

「インスタ映え」に関したPRやイベントが打ち出されるようになったのもこの時期からです。Google トレンドで見ると一目瞭然です。

2017年、「インスタ映え」のイベントとして最も注目されたのは「ナイトプール」ではないでしょうか?

 

ナイトプールは2016年の夏にGoProとともに一度話題になりましたが、「インスタ映え」ブームのおかげで、2017年はさらに盛り上がることとなりました。

 

 

そして投稿の傾向としては、「#カベジョ」「#ウォールアート」など、壁と一緒に撮った写真が多く見られるようになりました。

 

sally🍑さん(@sally626mermaid)がシェアした投稿

 

壁は、天気が悪くてもほぼ写りに差がでませんし、人が後ろに写りこむ心配もありません。インスタグラム初心者でも、誰でもフォトジェニックな写真が簡単に撮れることが、流行した大きな理由だと思われます。

このようにインスタグラムの流行りとともに、若者の「撮りたい」は常に変化しているのです。

インスタで2つのグループに分かれる一般的な若者たち

続いて、インスタを利用する若者の属性についてです。

インスタを使う一般的な若者は、大きく分けて2つのグループができるのではないでしょうか。

グループ1. インスタ大好き!インスタグラマー憧れ族

インスタグラマー憧れ族とは、次のような特徴を指します。

  • 憧れてるインスタグラマーが数人いて、その人の投稿ばかりチェックしている
  • 流行りのイベントなどがある際は、誘われる側ではなく誘う側。イベント情報は憧れているインスタグラマーから得る
  • 「インスタ映え」「フォトジェニック」と呼ばれるような写真を撮影&投稿することが好き
  • インスタグラムへの投稿頻度はかなり高く、加工アプリを2~3個使用

私自身がこのインスタグラマー憧れ族なのですが、友だちの中に一人はいる「流行りに敏感でミーハーな子」です(笑)

グループ2. 圧倒的見る専!情報収集族

もう一つのタイプ、情報収集族には次のような特徴が見られます。

  • インスタグラマー憧れ族とは違い、自分の投稿には”インスタ映え”を求めておらず、少し離れたところから”インスタ映え”を見ている子が多い
  • 流行りのイベントや、洋服やコスメのなど自分が興味のある分野の情報収集の場としてインスタグラムを利用。人軸でチェックしているわけではない
  • インスタグラムへの投稿頻度は低く、友だちの中にいるインスタグラマー憧れ族の投稿やハッシュタグで情報収集

2つのグループの特徴をわかりやすく表にまとめてみました。

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イベント情報が若者に伝播する仕組み

インスタグラマー憧れ族は、「加工をしてから投稿したい」「写真を撮るのがうまい人に撮ってもらいたい」という欲求があります。言いかえれば、インスタグラムの世界に入りこみたいのです。

この2つのグループの中でどのように情報が流通していくかを図解してみました。

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上記の図からわかる通り、「インスタグラマー憧れ族」がフィード投稿することによってリアルな友達である情報収集族も反応し、うまく情報が流通していきます。「インスタグラマー憧れ族」のフィード投稿は、インスタグラム上で話題になるイベントにするための絶対条件となります。

 

ここで、気をつけるポイントがあります。

「インスタグラマー憧れ族」と「情報収集族」の欲求を満たしていない場合、たとえば「#〇〇」をつけて投稿すると、その場でプレゼント!なんてPRをしても、載せたくないし、もし載せてくれたとしても、秒で削除されているか、鍵がついた裏垢で投稿されています。

現場にいるスタッフは、そのことを理解していまして、申し訳なさそうに「今、投稿お願いできませんか?」なんてお願いして、やっと載せてもらえるということができるという現状です。

私もイベントでその場で投稿をお願いされたのですが、投稿して3秒で消した経験があります。

写真を撮影してくれた人が下手だった場合には、さらにテンションが下がります。実際、イベントに訪れてかわいいパネルがあったのに、写真を撮るスタッフにお願いしたらピントがあっていなくてブレていたり、理想の画角ではなかったりして、写真がお蔵入りになったことがたくさんあります…。

VINYL MUSEUMから学ぶ「撮りたい」イベントの特徴

そんなインスタグラマー憧れ族に対してうまくアプローチをして、集客率がアップしたと思うイベントは2017年12月に開催された「VINYL MUSEUM」です。

http://vinyl-museum.com/

 

kasumiさん(@kasumiin_16)がシェアした投稿

こちらのイベントに参加した際に感じた、良かったポイントをまとめました。

いろんなタイプのフォトジェニックアートがあった

インスタグラマー憧れ族の中でも、かわいいものが好きな人もいれば、カラフルなものが好きな人、美しいものが好きな人など、様々なタイプが存在します。そんな様々な「好き」に合った、いろんなフォトジェニックアートがあったため、自分の「好き」に忠実になって、楽しむことができました。

長期開催されている

単発のイベントではなく、約2週間(2017年12月13日~25日)開催されていたため、イベントに参加した人が撮ってきちんと加工された写真が多く投稿され、それを見た人がイベントに興味を持って参加することができました

理想的な写真の撮り方ができた

基本的には友達同士で自由に撮ってくれというスタンスでした。友達と一緒に撮りたい場合は、次に並んでいる子に頼んで撮ってもらいました。

現場スタッフの撮影力

また、現場のスタッフの方に撮影を依頼すると、快く撮ってくださいました。

教育がされているのか、もともと写真が好きなのかわかりませんが、様々な角度から写真を撮ってくれたり、こんな感じで撮るといいとアドバイスをしてくれたりしました。

このように、インスタグラマー憧れ族の欲求をきちんとおさえたことで、フィードやタイムラインに投稿し、評判が広まった結果、情報収集族に伝わったり集客が伸びたのだと感じました。

【まとめ】イベントプロデューサーへ。私たちが求めるイベントとは

以上から見えてきた「インスタで拡散されるイベントを作る鍵」はこちら。

✓インスタグラム上の流行りに伴って、若者の「撮りたい」は常に変化している

✓現在インスタ上には「インスタ大好き!インスタグラマー憧れ族」と「圧倒的見る専!情報収集族」が存在する

✓インスタ上で話題になるイベント設計をするためには「インスタグラマー憧れ族」の欲求を満たすことが最低条件

✓「情報収集族」にイベントを認知させるには、「インスタグラマー憧れ族」にフィード投稿してらもらうことが必要

 

また、私自身が「インスタグラマー憧れ族」として、今後のイベント企画に求めていることは次の2つです。

1.自分では撮れないところから撮ってくれる

これは、みんなが撮っていないような写真をインスタに投稿したい、という欲求から来ています。自分がパイオニアになりたいのです。

 

Kelly Mindellさん(@studiodiy)がシェアした投稿

 

例えば、このように空から撮っているような写真。こんな上から撮ることはどう頑張っても自分ではできないのです。

2.動いてかわいく撮ってくれる

2つ目の、動いてかわいく撮れるというのは、もちろんストーリーズを意識していることもありますが、最近フィードでも動画やGIFなどの加工をして投稿することが流行っています。

 

nanoさん(@sweets__nano)がシェアした投稿

 

自分は動いていないけど、周りは動いているというのは不思議で面白いですよね!

そして、実際に自分の周りの大学生にも聞き、一番大きかった声が、フィードではなくてストーリーズにあげたいという意見でした。面白かったのは、「閲覧側だった時に、同じイベントだとしてもフィードで見るより、ストーリーズにあがっていた方が興味湧くし、DMで『そこどこ?』って連絡する」という意見です。

若者の中でインスタグラムのDMは、とても盛り上がっていて、フィードの投稿にコメントをするよりもストーリーズでDMをとばす回数の方が圧倒的に多くなっているのです。(詳しくは次の回に!)

それでは、「ストーリーズにあげたくなるようなものを作ればいい!」と思うかもしれません。しかし、ストーリーズに投稿するだけだと、24時間以内に消えてしまい、検索したときに出てこなくなってしまいます。なので、改めてですが「インスタグラマー憧れ族」にフィード投稿してもらうことが大切なのです。

 

いかがだったでしょうか?

若者の現状と欲求を理解せず、ただ単に『インスタ映え』『フォトジェニック』を意識したイベント設計やPRをしてしまうと、思ったよりも集客率が伸びないことが起きてしまいます。

若者も『インスタ映え』『フォトジェニック』なんて言われると、とても期待をして足を運んでいますので、「撮りたい!」「インスタに載せたい!」という欲求とズレたものであると、とてもがっかりしてしまいます。

なので、私たち若者のトレンドを知り、欲求に確実に突き刺さるイベント設計やPRをして、流行を生み出していってほしいと思っています。

今後、この悲しいズレがこの世からなくなっていってもらいたいと願っています!!!


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