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【スマホネイティブ世代】お店を探すときは食べログでもRettyでもなく、インスタでハッシュタグ検索

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こんにちは。kakeru副編集長の三川です。

スマホネイティブ世代のライフスタイルにハッシュタグ文化がここまで定着しているのかと、とても驚いた出来事がありました。

11月はじめ。新卒1,2年目の後輩と「なにか食べに行こう」という話になり、美味しいウニ料理のお店を探していました。私はGoogleで「ウニ 銀座 美味しいお店」と検索してお店を選んでいたのですが、後輩はインスタアプリを起動して「ここに行きましょう」とすぐにお店を見つけてくれたのです。

複数人の後輩に話を聞くと、どこかに出かけるときはネットを立ち上げずにインスタグラムを起動、ハッシュタグ検索で行き先を探しているようです。食べログやぐるなび、Rettyなどいわゆる口コミサイトを使わないとは、衝撃でした。

おいしいものを食べたければ、インスタでハッシュタグ検索

それでは実際に美味しいウニ料理を食べるまでの流れを説明します。インスタ内で「#うに」を検索すると・・・

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キラキラしたウニ料理ばかりです。とっても美味しそう。そして目にとまった写真をクリックしてお店を決めます。ほとんどのユーザーはお店の位置情報を追加しているか、お店のアカウントをタグ付けしているか、あるいはハッシュタグでお店の名前をいれています。

写真(お店のメニュー)をもとにお店の目星をつけたところで、Googleマップでお店の所在を確認して、はいおしまい。

そうして、辿り着いたお店がこちら。

後輩の行動を見習って、インスタのハッシュタグ検索でお店探しをするようになりました。お店選びの失敗は、いまのところしていないです。

かしこいハッシュタグ活用

よいお店に出会うためのハッシュタグ検索にコツがあるので、いくつか紹介します。ポイントはどんなハッシュタグを検索するのか、です。

◯◯屋

「#うに」のように探している固有名詞そのものを入れても便利なのですが、「#◯◯屋」でいいお店を見つけることができます。「#パン屋」「#蕎麦屋」を探すときはハッシュタグ検索をしてみてください。

#◯◯部

インスタグラムでは「#◯◯部」というハッシュタグが一種のコミュニティとして機能しています。まるでmixiコミュニティのよう。たとえば、「#スイーツ部」を見てみましょう。

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32,640件もの投稿があります。さらに絞りたいときは「#パンケーキ部」「ホットケーキ部」などで検索するとよいでしょう。なかには手作りスイーツの報告投稿もありますが、それでもクチコミサイトで検索するよりも気になるお店にたどり着くのは早いです。

#◯◯スタグラム

ほかにも有効的なハッシュタグが「#◯◯スタグラム」。「#丼スタグラム」や「#麺スタグラム」でハッシュタグ検索すると、よいお店に出会えることが多いです。

なぜ、インスタグラムでハッシュタグ検索するのか

なぜ、若者はインスタグラムでハッシュタグ検索をするのでしょうか。SNS特性から紐解きたいと思います。

1.画像・映像はストレスを感じにくい

膨大な情報量に晒されている現在、言語系コミュニケーション(例:ブログ)から非言語系コミュニケーション(例:インスタグラム、Mixchannel)を好むひとたちが増えてきました。文字よりも映像で情報処理をしたほうがストレスを感じにくいのでしょう。

となると、クチコミサイトに行って複数のクチコミ(文字と画像)を見て、また次のお店を検討して・・・という作業はユーザーにとって相当ストレスです。クチコミサイトの検索表示にお店の名前・評価の高いクチコミ(つまり文字情報)が並んでいるだけで、抵抗を感じるひとが増えているのではないでしょうか。

一方でインスタグラムで検索すると、飛び込んでくるのは画像もしくは映像です。お店の雰囲気や料理の写真をみて感覚で評価します。画像1枚というわずかな情報しか取得できないインスタグラムは、ストレスを感じることなく情報を受け取れるのではないでしょうか。

2.インスタジェニックが、自然なクチコミにつながる

もうひとつは、インスタユーザーがどのようなコンテンツを投稿しているのか、がポイントです。kakeruでは何度も伝えていますが、スマホネイティブ世代はインスタジェニックなもの、つまりインスタ映えするものを投稿しています。インスタグラムは、自分のライフスタイルがイケてると思われたい、こんなリア充な生活を送っているとセルフブランディングする道具です。

従って、インスタで紹介するお店はその人にとって満足度の高い・ひとに薦められるお店が多く、いかに魅力的かを訴えています。料理を美味しそうなアングルで撮ったり、お店の名前をわざわざ入れたり、ハッシュタグを活用して多くのひとの目に触れられるように工夫しています。

他のユーザーからしてみると、それらのコンテンツが信頼性の高いクチコミへと変換されるのです。

(参考:”インスタジェニック”至上主義!? 平成生まれ女子たちがInstagramにハマる本当の理由

これから考えなければいけないこと

ここまで読んでくださった方は、「ユーザーが投稿するコンテンツがいかに重要か」に気づいたかもしれません。インスタグラムの企業公式アカウントから自社に関する情報を発信することはもちろん重要ですが、ユーザー発信の自社情報を増やすことも重要です。自然なクチコミが発生するように、ハッシュタグを活用した施策を考えてみてはどうでしょうか。

たとえば、

  1. ユーザーがお店のクチコミをSNSで投稿してくれたらお店のアカウントからお礼のコメントをする。これはインスタグラムに限らず、できることですね。もちろんコメント対応に時間がかかりますが、その工数をかけるだけの効果が得られるかもしれません。
  2. ユーザーのインスタ投稿を表示するディスプレイを店内に設置。自身の投稿が公式アカウントや芸能人に拾われるかも・・・思うと、クオリティの高いコンテンツを投稿するひとが多いのではないでしょうか。良くも悪くも正直な感想を発信してくれるでしょう。
  3. ハッシュタグの統一化、見える化。kakeruの他記事で何度も言及しているポイントですね。イベントでも店内でも、見えるところにハッシュタグがあるとユーザーはそれをつけて投稿します。見える化、が重要です。

などなど、お店でもできることがたくさんあると思います。

本記事は飲食店に焦点を当てました。インスタでハッシュタグ検索をするライフスタイルシーンはどんどん広がっています。冬に向けて暖かグッズを買うとき、ストールを買うとき、ひとり暮らしのレシピを探すとき、友だちと休日遊ぶスポットを探すとき。なにかを探すときはSNSでハッシュタグ検索がこれから主流になるでしょう。

三川夏代
kakeru副編集長。知らない世界があるとワクワクしながら飛びこむ覗き見体質で、じっとしているのが苦手。 好きなものは、ゾンビとはだし散歩とTwitterトレンドと妄想。 大好物は、小説と映画、Perfumeのっちの笑顔。(仕事終わりビール1杯以上の効力がある!) "覗き見欲求"を武器に、「まだまだおもしろいソーシャルメディアの世界」をみなさんに届けたいと思っています。
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