勝手に反省会!イエモン復活のSNS施策

2016 3.9

こんにちは、イイヅカミチカです。

1月8日に完全復活を発表した、伝説のバンド「THE YELLOW MONKEY」。
復活に関するウワサや発表後の報道をきっかけにTwitterトレンドに複数回浮上し、公式SNS運用担当者の公募に関する話も広く拡散されるなど、一見SNS上での話題作りに成功したかのように思われていますよね。

しかし!実は、SNSにおける口コミ施策に関して、大失敗している部分があったのです…。
今回は、その失敗ポイントにフォーカスを当てながら、一体何がよくなかったのか、勝手に反省してみようと思います。

相互フォローアカウントを使ったステマ投稿、費用対効果悪すぎ!?

今回の発表に合わせたプロモーションとして、公式側では事前に「repusmyt.com」というティザーサイトを作成していました。 このアドレスは、JR渋谷駅前の東急百貨店壁面広告や、雑誌広告として掲載されていたのですが、実は裏でSNS施策も動いていたということをご存知でしょうか。 その施策というのが、こちら。

そう、相互フォローアカウントによるステマ投稿です。

相互フォローアカウントとは、「相互フォローによってフォロワーを増加させる」という目的の元に運用されているアカウントのこと。 懸賞や広告のためにフォロワーを増やしているアカウントがほとんどで、投稿内容はTwitterやインターネット上に出回っている文章のコピペであることも多々あります。

このようなアカウントは、一見多数のフォロワーを抱えているため、多くのユーザーに投稿をリーチさせることができそうに見えますよね。
しかし、実際にはそのフォロワーのほとんども同業者。アカウントから発信されている内容を気にしている人はほとんどおらず、それどころか無意識的にノイズとして排除されているというのが現状です。

どんなに大きな拡声器を持っていても、流している内容がノイズとして処理されてしまっては、情報は伝わらないのです。

実際、今回の施策についても、相互フォロー系アカウントの投稿による話題醸成の効果はほとんどゼロといっても過言ではありません。 この施策は12月30日の夕方頃より行われていたようですが、投稿に対する反応数はほとんどなく、これらのツイートから話題が派生している傾向も一切見られませんでした。

この施策に予算をいくら投資したのかは分かりませんが、費用対効果は非常に悪かったのではないかと推測されます。

結局、口コミは「人から人へ」と伝播していく。

ちなみに、結局話題の火種となったのは、とある一般ユーザーのツイートでした。


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