こんにちは。石井リナです。
先日行われた音楽配信サービス「AWA」のシークレットパーティーにお邪魔してきました。
ありがたいことに、ブランドやサービスのローンチパーティーなどにお邪魔させていただくことが多いのですが、最近はSNSでのユーザーからのシェアを狙って様々な施策がなされています。イベント実施におけるソーシャルメディア施策に関しては、ELLEgirl × 人気ブランドに学ぶ「インスタ女子」向けイベントの作り方でまとめておりますので、そちらでも是非ご覧ください!
今回は、8月28日(土)に実施された「AWA」シークレットパーティーでのソーシャルメディア施策に迫ってみたいと思います。
フォトブースの充実に感激
このようなパーティでは、まず受付時に名前を伝えて「バンド」を貰います。最近は、このバンドにイベントハッシュタグが記載されていることが多いのですが、今回のパーティでも文字が記載されたバンドが配布されました。
そして、受付を済ませるとすぐに現れるのがこの四角いボックス。もはやイベントに欠かせない存在となった「フォトブース」です。
プロの写真家や照明がセットされており、しっかり後ろにはAWAの文字とハッシュタグ「#AWA_PARTY」の記載がされたポップが用意されておりました。
私も記念にパチリ。
そのまま次の面に進むと、そこにもAWAの文字、さらに次の面に行ってみても撮影スペース、と撮影ブースだらけ!
撮影ブースの多さはユーザーの写真ポスト率にも比例するので、数を多く設置することは重要です。また、今回のイベントでは、受付後すぐに撮影ブースに案内されました。このようなオペレーションを整えておくことも、来場者にもれなく写真を投稿してもらうためには非常に重要なポイントだと思います。
会場に入ってしまえば、オシャレなフードやドリンク、雰囲気のあるセットに、イケてるDJの音楽など誘惑があります。これらに誘導される前にフォトブースに案内し、入場者全員の写真を撮ってしまいましょう。
写真の投稿数が激増する!?「#SnSnap」とは
先ほどのフォトブースを通過すると、デジタルサイネージや機械がたくさん設置されていました。
デジタルサイネージにポストされたイベントの写真が、続々とあがっています。
周りにいたスタッフの方に聞いてみたところ、SNSにあげた写真がこちらの機械に収集され、ものの30秒でプラスチック素材に印刷される専用プリンタだとか。その名も「#SnSnap」。
イベントのハッシュタグ(今回の場合は#AWA_PARTY)をつけてSNSに投稿すると、こちらのデジタルサイネージに投影され、写真が印刷されるしくみになっています。
以前の記事でも書いた機械「FOTOfwd」と似たような商品か?と思いましたが、どうやらこちらの印刷媒体は紙ではなくプラスチックのもよう。さらに、FOTOfwdよりも画質が綺麗な印象を受けました。デジタルサイネージとの連携もできるので、こうしたイベントの盛り上げ施策にうってつけなのではないでしょうか?
最近、インスタ上でもこうした機械やブランドロゴ入りの動画などを見ることが多くなりました。「なにこれすごーーい」と喜ぶ女の子たちも多く、このカードやシール目当てに写真をポストするユーザーも多いのではないかと思います。
以前の記事でも記載させて頂きましたが、いまの10〜20代の女子たちは、プリクラであってもシールはいらない世代(SNSにあげるための画像だけで十分だから)です。このため、単なるシールよりプラスチックで、なおかつ厚紙に挟んでくれた方が「今日の記念」感が強く出ていてウケが良いと思います。ディズニーランドでアトラクションに乗った際に撮影される写真のイメージですね。
フードもロゴ入りでぬかりなし!
こうした施策を横目に入って行くと豪華なフードやドリンク、セットの数々。きっちり「AWA」の文字も入ってます。
Akane Moriwakiさん()が投稿した写真 –
DJのみなさんも、大沢伸一さんにジブラさんなどとても豪華。小室哲哉さんのピアノ生演奏も! 残念ながら私は最後までいられなかったのですが、パーティの模様やどんなゲストが来ていたかは全部インスタでチェックできます。
Takachakaさん()が投稿した写真 –
小室哲哉さんの生演奏の様子
押切もえ officialさん()が投稿した写真 –
押切もえさん
GENKING OFFICIAL?さん()が投稿した写真 –
GENKINGさん
AMI(AMIAYA)さん()が投稿した写真 –
AMIAYAさん
AI KIKKAWAさん()が投稿した写真 –
ドン小西さん
イベントハッシュタグは身に付けるモノで徹底周知すべき
このように、かなりソーシャル拡散を意識して準備されていた感のある「AWA」のシークレットパーティでしたが、強いて改善点をあげるとすれば、ハッシュタグの徹底的な周知ができていなかったことかと思います。
ソーシャルメディアに写真をあげるという行為は、ほぼ無意識レベルの”瞬時の判断”によって行われるので、一瞬でもユーザーに「今回のイベントのハッシュタグなんだっけ?」と思わせたらいけません。
これを回避するには、次の3つのポイントに気を配るとよいでしょう。
- ハッシュタグは、ゲストに渡すor身につけられるモノに明記する
- フォトブースに写るロゴをイベントハッシュタグにする
- イベント会場内のいたる所にハッシュタグを掲示しておく
一番確実で効果があるのは、やはり身に付けるモノに記載し(今回の場合は入り口で渡したバンド)、「今回のハッシュタグは#◯◯です。こちらのバンドに記載しておりますので。」と入口で一言声をかけるオペレーションを実施することだと思います。
ハッシュタグの周知ができていないと、ユーザーはハッシュタグをつけないでポストするか、その商品名でのポストになってしまいます。せっかくコストをかけてソーシャルメディア施策を行うのに、効果が可視化できないのは悲しいですよね?効果を数値化して次のイベントの施策につなげるためにも、必ずイベントハッシュタグは”徹底的に”周知しましょう。
それではまた!
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