こんにちは、鵜ノ澤です。
去年あたりから、頻繁に「インスタ映え」というキーワードを耳にするようになりました。
これは世の中的に、「Instagramに投稿して映えるモノやコトが消費者にウケる」という流れが定着してきたからでしょう。
とくに、インスタ映えの影響を受けているのが「食べ物」。レビューサイトでの定量的な評価も重要ですが、Instagramで検索をしていることを考えると、お店側はインスタ映えを意識すべきではないでしょうか。
ということで、効果的に活用しているお店の事例を踏まえて、共通点を整理してみました。
その1.お店がオフィシャルハッシュタグを分かりやすくアピールしている
公式Instagramや公式ホームページはもちろんのこと、店舗の窓ガラスやレジ横、リーフレットにつけてほしいハッシュタグを掲示しています。
そうしないと、ユーザーがつけるハッシュタグがばらばらになってしまうかもしれません。
せめて何かひとつ、オフィシャルハッシュタグを明示することでユーザーは迷うことなくそのハッシュタグをつけて投稿してくれるはずです。
たとえば、エルカフェでは流行りの「#ストロベリーボンボン」を提供しています。
さらに「Dior」とコラボしてオリジナルの白桃ボンボンを展開し、カフェの外の看板に「#itsmylife」というハッシュタグを掲示しています。
オフィシャルハッシュタグ作成の注意点としては、漢字とアルファベットと数字が混ざっているものはなるべく避けることです。ポイントは「お店をでたあと、帰りの電車でも思い出せるような短くてキャッチーなハッシュタグ」で、「スマホで打ちやすいハッシュタグ」です。
その2.さりげなくフォトスポットをつくる
Instagramで人気のお店をみていると、あることに気づきます。
なんとなーく、「ここがフォトスポットです」ということが分かる場所が少なくとも1か所あります。
たとえば、お店のロゴ看板。ネオン色だったり、大きなデザインになっていたり。
でも、「フォトスポットですよ!」とは書いてないですよね?
書いてないけど、なんとなーく、「あ、ここで撮るといいんだ」という空間を演出しています。
その3.今っぽいデザインを押さえている。主流は「ましかく」と「単色カラー」
お店デザインを見ていて、さらにあることに気づきました。
BAKEといえばこの黄色ですよね。こちらも黒字のシンプルなショップカード。
ロンハーマンはアイスコーヒー、ホットコーヒー、クッキーのシールでそれぞれ色が異なりますが、どれもシンプルに黒字か白抜きです。
3つの事例の共通点は、「ましかく」と「単色カラー」ではないでしょうか。
シンプルなましかくの枠組みに、シンプルな文字というのがお洒落にみせるポイントなのかもしれません。
その4.お店を代表する目玉メニューがある
これまで事例をたくさんご紹介しましたが、どのお店も代表となる目玉メニューがありますね。
いま流行りのデザートを「ド派手系」と「○○に似てる系」に分類してみました。
ド派手系
韓国のカフェ「bistopping」ではコーンをはじめ、アイスのフレーバー、トッピングの種類を選ぶことができます。
特筆すべきはこのド派手なトッピング。写真を撮らずにはいられません。
京都にあるカフェ「Alpha」にある「雲下コーヒー」。このインパクト、コーヒーの枠を超えてもはや芸術品です。
○○に似てる系
今、韓国で人気があるのはこちらの「青空スムージー」。雲模様が特徴的で話題になっています。
ブルーで統一された店内で写真を撮ったり、実際の青空をバックに撮影した「青空スムージー」の写真が投稿されています。
北品川にある「甘味処いちょうの木」ではうつくしい紫陽花のかき氷が味わえます。
その5.Instagramを意識した店舗設計になっている
ユーザーコンテンツのクオリティをあげるためにも、店舗設計は重要で、特に「ライティング」が要になってきます。
この記事でも紹介している通り、スマホで料理の写真を撮るときに、人の頭より後ろからライトが当たっていると料理に影ができてしまいます。
そのため、ユーザーコンテンツを集めたければ、「スマホ撮影するときに商品に影ができない」という店舗のライティングも非常に重要になってきます。
これからの店舗設計では「お店のライティング」をはじめ、冒頭でご紹介している「オフィシャルハッシュタグの選定」や「フォトスポットづくり」などが肝となってくるでしょう。
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気になる方はぜひお問い合わせください。
引き続き、Instagramのトレンドを追っていきます!
それでは、また。
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