フォトウォークで地域振興?岩手県一関市「Instagramで”好き”を表現しよう! #いちのせきすたぐらむ」イベントレポート

2018 7.25

こんにちは!うのです。

岩手県一関市で開催した初のフォトウォークイベント「Instagramで”好き”を表現しよう! 」が無事終了しましたー!楽しかった!

イベント開催のきっかけは、以前kakeruで開催した「ファンに愛されるインスタ運用勉強会」でした。イベント主催者である「一関を面白く企む会」の担当者の方が勉強会に参加されていて、「一関でもSNSを使って魅力をどんどん発信していきたいんです」とご相談をいただきました。

どんなイベントだったの?

Instagramで地域の魅力を発信するコツが学べる、1DAYフォトウォークイベントでした。

フォトウォークとは、その名の通り、街を散策しながら写真を撮ること。

集合場所は岩手県一関市の駅前にある「一BA」というコワーキングスペースです。

これがまたお洒落で素敵な空間なんですよ!

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※物販スペースでは、近隣で生産・製造されている手ぬぐいや、お米、エゴマ油、干し芋などをその場で購入できます。受付にはPepperくんがいて、コーヒーの案内もしてくれます。たまに宙を見つめていて怖いですが、一BAのゆるキャラとして活躍しているようです。

話をフォトウォークに戻しますと、今回の参加者は約20名ほど。10代から40代と幅広い年齢層の方々にご参加いただきました。学生、カフェの店員、市役所・地域おこし協力隊などなど。

一関市以外の地域からも多くの参加者が集いました!

▼イベントの様子

岩手県一関市の方はもちろん、宮城県登米市や気仙沼市などの近隣の市からの参加も目立ちました。

「#いちのせきすたぐらむ」と銘打ったイベントにも関わらず、一関市以外の方にもご興味を持って頂けたのは意外でしたが、近隣都市からの参加者はほぼ地方自治体や地域おこしの方々。「SNSを通して地域の魅力を発信したい!」という目的のもと、参加されていた方が多かったように思います。

学生やカフェの店員の方々からは「いいねがもらえる写真の撮り方が知りたい!」というお声が多く、フォトジェニックな写真の撮り方を身につけたいという参加理由が大半を占めていました。

当日のイベントは「座学」と「実践編」の2部構成

前半の座学では、Instagramの楽しみ方やお手本の例をお伝えし、後半はフォトウォークで実際に撮影・投稿・講評までやりきりました。

11:00-11:30  【第1部】 SNSで情報発信するメリットとコツ
11:30-12:00  【第2部】 写真の撮り方講座
12:00-13:00  お昼ご飯・休憩(お弁当の撮影レクチャー)
13:00-14:30  【第3部】 フォトウォーク(まち歩き)
14:30-14:50  【第4部】 講評・まとめ
14:50-15:00  アンケート記入・解散

1DAYだったのですが、かなりボリューミーな内容です。

ここからは主催者である「一関を面白く企む会」の佐藤さんを交えて、フォトウォーク開催に至るまでの経緯や、イベント当日の模様を振り返ります!

▼「一関を面白く企む会」佐藤さんのプロフィール

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佐藤柊平(世界遺産平泉・一関DMO ディレクター) 1991年岩手県一関市生まれ。明治大学農学部で地域づくりを学ぶ。都内のPR会社へ就職し、全国各地の移住促進や地方創生事業に携わる。2017年にUターンし、地元の(愉快な)若手経営者たちと世界遺産平泉・一関DMOの設立に従事。“新しい地域の風景をつくる編集・ディレクション”をテーマに活動中。「一BA(co-ba一関)」のコミュニティマネージャーも務める。岩手県総合計画審議会(若者部会)委員。

主催者と振り返る#いちのせきすたぐらむ

※この対談は、chatcastを使ってお送りします。 読了目安:1分と書きたいところですが、まぁまぁ長いです。お急ぎの方はページ下部の「まとめ」を先にどうぞ。

<目次>
・岩手県一関市でフォトウォークを開催しようと思ったきっかけ
・フォトウォーク当日を振り返る
・参加者によるフォトジェニックな投稿を一挙ご紹介
・フォトウォークでは3つのお題を提示
・反省点はフォトウォークで巡るスポットが多かったこと
・90分のフォトウォークで300枚撮ろう

まとめ:Instagramが地方の観光振興に効果的な3つの理由

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地方の企業や地方自治体の皆さんの中には、TwitterとFacebookは使っているけれど、「Instagramも本腰を入れて活用したい!」という方も多いのではないでしょうか?

Instagramの活用方法について悩んでいる方がもしいましたら、まずは「とにかくやってみる!」です。

地域おこしで、Instagramを活用するメリットは大きく3つ挙げられます。

1.Instagramを通して有名じゃない場所(モノやコト)も、愛される場所になり得る

千葉県の「」が良い例ですね。決して有名なスポットではありませんでしたが、Instagramで火がつき、旅行代理店で日帰りパッケージが組まれるほどに人気が出ました。このように、Instagramは「知られざる名所」を発掘できる可能性を秘めているのです。

2.Instagramのハッシュタグを通して、地域の内外で繋がれる

同じ地域同士でのコミュニケーションを深めるのはもちろんのこと、地域の外から応援してくれる関係人口も増やすことができます。
今回のイベントで例えると「」というハッシュタグで繋がることができるのです。

とくに訪日外国人も増えている中、ハッシュタグを通じて国外へのアプローチも可能ですし、ビジュアルファーストのInstagramでは言語の壁を乗り越えて、地域の魅力を発信することができるのです。

3.若年層に地域の魅力をアプローチできる

周知かと思いますが、Instagramは若年層が多く使っているソーシャルメディアです。

昨今、若者の地域離れが叫ばれていますが、Instagramを通して若年層に地域の魅力をアプローチすることができます。

※とくに10~20代のInstagramが大好きなユーザーは、まだ有名ではないスポットを見つけ出して発信することを好みます。「#タビジョ」の記事でも紹介している通り、インスタ女子のあいだでハワイや韓国よりも、実はオーストラリアのパッケージツアーが人気なんだとか。

とはいえ、いざアカウントを開設して商業的な投稿をしてもユーザーから反応は得られません。Instagramで地域おこしを考えている方がいましたら、お気軽にご相談くださいませ。

以上、うのがお届けしました。

それではまた!


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