はじめまして。はぐきです。
笑うと歯茎が出てしまいます。笑えば名前を思い出してもらえるのでこのあだ名を名乗ってます(決してイジメられている訳ではありません)。
kakeruでは「ソーシャルメディア × Fラン大学就活術」という新たなジャンルに挑戦して連載していきます。
Fラン大学って?
僕は仕事柄、普段から大学生の就活相談を受ける事が多い。その中でも、僕の経歴からか”Fラン大学生”の就活相談を受ける割合がだいたい8割を占める。
就活が始まるとよく耳にする“Fラン大学”というワード。正式には”Fランク大学”。偏差値の低い大学を指すネット用語で、「どうせ俺はFラン大学だから大企業には受からないよ…。」と自分を卑下する時に使用したりする。
Fラン大学は大体偏差値40前後の大学を指すようだが、定義があるわけではなく、僕の中では「学歴にコンプレックスを持っていて、自分に自信がない人」を”Fラン大学生”と勝手に定義している。
僕もFラン大学生だった。
そんな僕もFラン大学生の一人だった。
勉強もろくにしたことがなく、大学の成績もほとんどが「可」。就活が始まるまで、平日は飲んでぐーたら、休日は友達と一日中遊ぶような毎日を過ごしていた。
大学3年生の春、サークル合宿での写真。左が僕です。
タトゥーシールを腕に貼って髪を染めて、ドラマのROOKIESのような気分で大会に望んで遊んでいた(笑)。
しかし、大学3年生の夏に「このままではマズイ!」と危機感を持ち、意識が高く高学歴な学生達の中に一人で飛び込み、自分なりに奮闘した結果、なんとか一部上場企業の株式会社オプトに入社することができた。
ただ、全て順調に進んだわけではなく、想像以上にFラン大学生の就活は過酷だった…。
Fラン大学生は取得できる情報量が圧倒的に少ない。
ビジネス社会に出て感じた事は、社会に出たら学歴は全く関係ないということ。
僕は学歴にコンプレックスを感じていて、高学歴の人を雲の上の人だと勝手に思い込んでいた。しかし、Fラン大学時代の友人達と社会に出て知り合う人達とで大きな差はなかった。
では、なぜFラン大学生は就活において不利になるのか。学歴フィルターなど様々な理由があると思うが、大きな要因の一つに取得できる情報量の少なさが挙げられると思う。
有名大学では、意識の高い学生数名が積極的にさまざまな活動をしている。そして、数名の優秀な学生に影響され、多くの学生が学生時代に何らかの活動に関わっている。
一方で、Fラン大学には意識が高く模範となる学生が比較的少なく、何をすべきかが分からない。「学生団体に所属し主体的に動く人」なんかはほとんどいない。その結果、身の回りの情報が少ないために何をしたら良いかが分からなく、毎日が淡々と過ぎていき「大学生時代何もしてこなかった」という状況に陥ってしまう。
ここで声を大にして言いたいのだが、Fラン大学生全員が特別に劣っている訳ではない。有名大学生にとっての「当たり前」が「当たり前ではない」だけだ。有名大学生は、思考を停止していても様々な情報に触れることが出来る。この差は非常に大きい。自分だけで新たな情報を取りにいくことは難しいからだ。
ソーシャルメディアが情報格差を埋めてくれる。
そんなFラン大学生だからこそ、ソーシャルメディアをうまく活用していく必要がある。
身の回りに情報が溢れていないくても、ネット上には情報が溢れている。ソーシャルメディアを活用することで、有名大学生との情報格差を埋めることができる。就職活動においても、有益な情報を先んじて取得できるようになる。
では、具体的にソーシャルメディアをどのように活用していけばよいか。僕が実際に実施していたこと。実施した方が良いと思うことなどを書いていこうと思う。
OBがいなくても大丈夫。ツイッターで会社訪問する方法。
前置きがかなり長くなってしまったが、本題に入ろうと思う。Fラン大学生からの相談でかなり多いケース。
Fラン大学生A君:僕の第一志望の企業に大学のOBがいないのですが、どうしたらOB訪問できるでしょうか?
わかります。めちゃくちゃわかります。僕もそうでした。オプトに入社した大学のOBがいませんでした。不安になりますよね。有名大学生はズルいなと思いますよね。
就職活動において、OB訪問は非常に重要だと僕は思っている。
OB訪問をしたからといって有利になるということはあまりないと思うが、現場の社員に話を聞くことでより会社の雰囲気を知ることができるし、会社の志向性を知ることで事前に面接の対策も出来る。情報格差によるFラン大学生の不利さがここにも…。
でも、安心してください。ツイッターを活用すれば、志望企業の社員と簡単に繋がれちゃうんです!
ツイッターで志望企業の社員を探す方法
1. ツイッターを開き、右上の検索窓で志望企業の名前を入力(今回は僕の古巣「オプト」で検索してみます)。
2. 中央上部の「アカウント」をクリック。
そうすると、プロフィールに「オプト」と入れているユーザー一覧が表示されます。
早速社長のアカウントが!!
下にスクロールしてみると……
大漁大漁!!!(笑)オプト社員たくさんみーーーっけ!!
インターネット関連の会社なら、ツイッターを活用している社員も多いので簡単に見つけられるだろう。
あとは社員をフォローして「OB訪問したいのですが…」とリプライしてみよう。スルーする人も多いかもしれないが、何人かは反応してくれるはず。
さらに、社員のフォロワーを見てみると、同じ会社の社員が芋づる式にたくさん出てくる。ツイッターを活用すれば、志望企業の社員を見つけることは難しくない。
どの人にアプローチすべき?
手当たり次第に志望企業の社員にリプライをしても効率が悪いので、ある程度絞ってアプローチした方が良い。では、どのような人にアプローチすべきか。
まず最初にアプローチすべきは、採用担当者だと思う。現場社員に話を聞いても良いかと思うが、会社によっては部署で仕事内容が大きく異るケースもある。その点採用担当者ならば、会社にどんな部署がありそれぞれどのような仕事をしているのか幅広く知っているため、参考になる話が聞ける。
そして何より、採用担当者が就活生の選考を通すため、どのような志向性を持っている人を欲しているか事前に聞いておけば、面接前に対策を打つことも出来る。
採用担当者の見つけ方も簡単!
1. ツイッターを開き、右上の検索窓で志望企業の名前と「採用」という文言を入力。(オプトの場合「オプト 採用」や「OPT 採用」)
2. 中央上部の「アカウント」をクリック。
出てきた出てきた!!!こんな簡単な手順で、採用担当者も見つけることができる。
「採用」で表示されない場合は「OPT 人事」「OPT 新卒」「OPT リクルート」など、様々なキーワードで試してみるといいでしょう。
案外偉い人も会ってくれたりする。
就活生の中には、「俺は現場社員ではなく、経営者と直接話したい!!」という熱い学生がたまにいる。意識が高くて非常に素晴らしいと思う。そんな人こそツイッターを活用しよう。
ソーシャルメディアの良いところは、普段関われないような大物と直接接点を持てるところ。臆せずに社長のアカウントにどんどんリプライしてみよう。意外と返事をもらえることもある。
とは言っても、経営者というのは大変忙しい。単純に「お話し聞かせて下さい!」ではリプライがもらえない事がほとんどかもしれない。そんな時どうしたらよいか。
今回は連載1記事目という事もあり、僕のとっておきのあざといテクニックを教えます(結構手間がかかるので上級者向け)。
1. まず、自身のブログで会いたい人についての記事を書く。
「オプトの説明会に行ったら、社長のプレゼンが素晴らしくて感動した話」というようなタイトルをつけるところがポイント。タイトルを「僕がオプトに入社したい3つの理由」とかにして自分の熱い想いを語ってもいいかも。
2.社長のアカウントに記事のリンクを貼ってリプライ
「今日オプトの説明会に行ったら社長( )の話が素晴らしすぎて感動したので、そのことをブログにまとめてみた。/オプトの説明会に行ったら社長のプレゼンが素晴らしくて感動した話。http://blog.hagukigyakuten.com/entry/2015/06/12」
と、社長のアカウント名を文章の中に入れて、説明会の感想を書く。その後にはブログのリンクをさり気なく挿入。
明らかに媚を売った内容だとしても、悪い気はしないはずだ。この方法ならば高い確率でリプライを返してもらえるため、その後に「直接お話し聞かせてください!」と訪問のアポに繋げよう。
この方法に「いやらしい」「あざとい」なんて人もいるかもしれないが、本当にオプトに入社したいと思っていて、本当に社長のプレゼンに感動したならば、嘘偽りないものだ。何も悪いことはない。僕自身もこの方法で、偉い人に会いに行っている。
Fラン大学生のあなた、今すぐツイッター就活を始めよう。
ツイッターを活用すれば、様々な人とコンタクトを取る事ができる。今回の記事で説明した方法は、ソーシャルメディアの使い方のごく一部だ。ほかにもいろんな使い方があるので、Fラン大学の就活生でもしまだツイッターをやっていない人がいたら、ぜひ今すぐ始めよう。そして、学歴に負けない新しい就活のあり方を模索してみてほしい。
ビジネス社会がFラン大学出身者で溢れる事を祈っています!!
就活相談・転職相談をしたい方は、ぜひ申請してください!
【あわせて読みたい】→”バカッター”にならないためのツイッター護身術|はぐき流!Fラン大学生の一発逆転ソーシャル就活術(連載02)