こんにちは、kakeru副編集長の三川です。
企業のTwitter運用担当者の方に「フォロワーを集めたいのですがどうしたらいいですか?」とよく相談されます。そんなとき、私が必ずおすすめするのがTwitter広告。結局お金かよ、とがっかりされることもありますが、広告を活用すれば最も効率よく短期間でフォロワーを増やせます。
広告を使わずにフォロワーを増やすとなれば、企業アカウントから積極的にフォローしたり、フォロワーが増えるようなTwitter企画を実施したり、他SNS・メディアでアピールしたりするのがよいでしょう。
どんな方法にせよフォロワーを増やす意図は、できるだけ多くの人にあなたが発信する情報を届けることだと思います。
ただですね、ここで勘違いしてはいけないのは、フォロワーを増やしたからといって、あなたのツイートはフォロワーに必ず見られるわけではないということです。
あなたも24時間つねにタイムラインを眺めているわけではないですよね。移動中の電車でTwitterトレンドをチェックしたり、寝る前にタイムラインを見たり。あなたがTwitterを見たタイミングでフォローしているアカウントからツイートされたものが流れてきます。タイムラインを遡ってもせいぜい1時間くらいです。
そう。大事なことなのでもう一度言います。あなたのツイートすべてがフォロワーに見られているわけではありません。
あくまでも、フォローされる=あなたの情報が届きやすくなった状態です。情報洪水時代の今、情報が届きやすくなることは、大きな大きな一歩です。しかし、あなたの情報が確実に届くわけではないのです。
Twitterトレンドに乗って渾身のツイートを解き放ったのに、フォロワーに見られていない恐れがあるとは…困りましたね。何か解決方法はないのでしょうか。
ここからが本題です。
フォロワーに「ツイート通知」をオンにしてもらう施策をそろそろ本気で取り組んだらどうでしょう、と企業のTwitter担当者に提案したいです。
「ツイート通知」という機能はあまり知られていませんが、情報をほぼ確実に届けることのできるすぐれものです。
ツイート通知って?
ツイート通知は、ツイートした時にスマートフォンでプッシュ通知される機能。私は大好きなPerfumeの情報を逃したくないので、Perfumeの公式Twitterアカウントをツイート通知オンにしています。公式アカウントがツイートした時、私にはこのように通知されます。それぞれiOSと、Android。
LINEのプッシュ通知と同じですね。新曲の発売情報やライブ情報、公式ブログの更新をお知らせするツイートをいち早くキャッチできます。
設定方法はかんたん。
通知オンにしたいTwitterアカウントトップにいき、iOSは設定マークから「通知をオン」に、Androidは★マークを押してください。
いま、企業ができること
特定のTwitterアカウントをツイート通知オンにしている人は、その相手のコアファンだと思うんですね。だって、フォローするだけでなく、確実に情報をキャッチしようとしてるんですから。真のファンと言えるでしょう。企業は、フォロワー数よりも通知オン数を指標としてもいいくらいです。(※現在は計測できませんが)
ただ、真のファンでも通知オン機能に気づいていないユーザーは多くいるのではないでしょうか。では、あなたのフォロワーにどうやってこの機能をオンにしてもらったらいいのでしょうか。残念ながら、今のところツイートでお知らせするしかありません…。「このTwitterアカウントの情報をキャッチしたい人は通知オンにしてね!設定方法は~~」と定期的にツイートするようにしましょう!
kakeru編集部のツイートを常にチェックしたいひと(iOSユーザー)は、設定から通知をオンに!
— kakeru編集部 ()
さらに困ったことがもうひとつあります。通知オン機能は、該当アカウントのツイートすべてがプッシュ通知されます。ですからツイート数が多いTwitterアカウントの場合、ユーザーへの通知が大変なことに…。確実に届けたかった情報が膨大な通知のなかに埋もれてしまいます。最悪、ユーザーに嫌われてしまうおそれも…。
Twitter社さん、お願い!
以上のことを踏まえて、Twitter社にご提案です!
ツイート通知オンをプロモートする仕組みを作ってください!親和性のことを考えて、フォロワーのみにプロモートできたり、プロモアカウントでフォローしてくれたユーザーに表示されたりという機能になるといいのかなと、個人的には思います。
さらに、プッシュ通知をするツイートを任意に選択できる仕組みもあったら便利ですね。
Twitter社さん、お願い!
フォロワーを増やす(情報を届きやすくする)→通知オンにしてもらう(情報をプッシュする)という施策の流れがスタンダードになればいいなと思います。
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