みなさん、ごきげんよう。山ノ手乗子です。
10月31日はハロウィンでしたね。今年の経済効果は1,000円億以上あったようで、渋谷などでは深夜まで盛り上がっていた記憶が新しいです。
その前日、Twitter上ではタカラトミーさん主催の企画が催されました。タカラトミーの中の人が企画参加企業を回り、ワルひげ危機一発で対決をするというものです。
http://www.takaratomy.co.jp/event/eventlist2/waruhige.html
ハロウィン企画第2弾!
中の人の私が「ワルひげ危機一発」をもって
各企業公式中の人を訪問します。_人人人人_
> 1日で <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄— タカラトミー ()
参加企業側が対決に負けた場合は用意した景品をタカラトミーさんに渡し、タカラトミーさんが負けた場合はその時点で持っている景品を勝った企業さんへすべて渡す、という内容でした。
おもちゃ業界が盛り上がるのはクリスマスやこどもの日周辺というイメージが強い中、なぜハロウィンにこのような企画を実施したのでしょうか?その裏側に迫ります。
それではどうぞ!↓
★登場人物
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タカラトミー:Sさん
kakeru編集部:山ノ手—————
山ノ手:本日はよろしくお願いします!
Sさん:はい、よろしくお願いします。
山ノ手:さっそく質問させてもらいます。今回、なぜハロウィンにちなんで企画をされたのでしょう?
Sさん:盛り上がりブームにぜひ乗っかりたいと思って企画しました。今まではハロウィンというイベントに対して、おもちゃを前面にだしたプロモーションはなかなかできていませんでしたが、何かできることがないかと考えました。複数人で盛り上がるパーティー需要に向けた訴求をしたかったのです。
山ノ手:自社だけではなく、他企業も含めた企画をしようと思ったきっかけを教えて下さい。
Sさん:そもそもハロウィンというイベント自体が、1人よりも複数人で楽しむものです。それにちなんで、日ごろTwitter上で絡んでくださる企業の皆さんを巻き込んでみたら面白そうだと思ったことがきっかけです。
自社アカウントのフォロワーだけではなく、参加企業のフォロワーさんにも見ていただくことで「なんだか開催されているぞ」と面白がってくれる人を増やしたくて、声をかけさせていただきました。
山ノ手:ハロウィンというイベントの特徴をとらえた発想だったのですね。他企業を巻き込んだ企画の場合、実施に際していろいろと難しいこともあると思います。どんなところに留意しながら企画を練られましたか?
Sさん:とにかく内容をシンプルに!かつ、相手のお手間をとらせないように気を付けました。たとえば、協力してくださる企業の人に準備してもらうものは景品のみにしました。時間も、ひたすらワルひげに刺してもらって、30分程度に収まるような計画でした。あまり重すぎると次の企画につなげにくいですし、Twitterユーザーからも常に見られるわけではないので。
ユーザーから見て、どんな企画をやっているのかを分かりやすくしたかったです。Twitterならではの手軽さを演出するにはどうすればいいか、とても考えました。
山ノ手:参加企業にとっても見ているユーザーにとっても「気軽さ」を感じてもらえるように工夫されたのですね。この企画がとおるまで、どのようなプロセスがあったのでしょう。
Sさん:もともと「おもちゃを使ってハロウィンを盛り上げる」というミッションがあり、そこでTwitterを使おうと思いつきました。
「#たべっ子アニア」の事例があったので、今回もTwitter上で企業の中の人を巻き込んで何かできないかなと考えました。
アニアとギンビス さんの動物タッグが実現!参加方法は① をフォロー②「動物または恐竜」の絵を描いて写真を投稿 をつけてね!詳細⇒
— タカラトミー ()
山ノ手:「たべっ子アニア」の企画、私も参加したのですが面白かったです!動物のイラストにハッシュタグをつけてツイートするという、参加ハードルが低くて、子どもから大人まで楽しめる内容でした。あの気軽に参加できるところが、より参加者が増えた理由だったと思っています。
Sさん:そうですね、前例があったので今回の企画も提案しやすかったです。上司も「とりあえずやってみろ」と任せてくれるので、様々なことにチャレンジできる環境だということも大きいです。
準備期間は・・・2か月くらいですね。アイディア自体はいったん決まったら比較的スムーズに進んだのですが、参加される各企業さんへのアポ取りが結構大変でした。10月30日という決まった日の中でみなさんの時間をいただくことになるので、どういった順番で移動するかなどかなり調整が大変でした。ご協力いただいた企業のみなさんにも、調整ご協力いただきました。
結果、セガさんに会えなくてご迷惑おかけしてしまった訳ですが・・・そういったリアルタイム性のあるハプニングが許されるのも、Twitterならではだと実感しています。
また、実施2、3日後にtogetterでこの企画のことを自分でまとめてみたりもしました。
山ノ手:ご自身でまとめられた理由はなんでしょう?
Sさん:リアルタイムに追いかけられなかったフォロワーさんが後からさかのぼって見る時に、少しでも見やすくなるようにするです。あと、次の企画に向けての社内資料として活用したい気持ちも強いからです。
山ノ手:すでに次へ向けて動けるところは動かれているのですね。今回の企画ではワルひげ危機一発を活用されていましたが、当初から使うことが決まっていたのでしょうか?
Sさん:いえ、ワルひげありきの企画ではありませんでした。比較的新しい商品のため、認知度向上も狙っていましたが、それが目的という訳ではありません。
さきほど伝えたとおり、ハロウィンというは周りの人たちと一緒に楽しむイベントです。そんなイベントのツイートを見てくださる人たちへ、楽しさを存分に伝えるためにはどんなおもちゃを使うことが1番有効か?と考えて、今回はワルひげを活用しました。パーティーのような場所でみんなで楽しめる、まさにハロウィン向けのゲームだと思っています。
山ノ手:この企画が終わって、社内の反応はいかがでしたか?
Sさん:弊社の商品担当者や広報からの反応がとても良かったです。また社長も実況を見てくださっていて、社内認知度もより上がりました。フォロワーの皆さんからの反応も好意的でしたね。参加してくださった企業さんたちからも、フォロワーが増えたなどと嬉しい報告をいただけて、やって良かったです。
山ノ手:参加いただいた企業さんのフォロワー数など、実際の数字で結果が見えることはやりがいにもなりますよね。 #ワルひげ中の人危機一発 というオリジナルハッシュタグや顔のパネルなど、細部までこだわっていた印象を持ちました。なにかアピールポイントがあれば教えて下さい。
Sさん:表情が変わるお面ですね!スムーズな着脱が可能なんです。道中(・ω・)と(゚Д゚)を使っていたのですが、こちらのミスで最後セガさんに会えなかったので、幸か不幸かこの(´;ω;`)ブワッ顔も使用できました。
泣く泣く撤収した私のその時の感情を、余すところなく皆さんへお伝えできたのではないかと思っています!
山ノ手:あの状況でこの顔、とても臨場感がありました・・・!今後はどのような展開を考えていますか?
Sさん:おもちゃ業界で特に盛り上がりをみせる、クリスマス商戦に向けてどう動くかをこれから考えていきます。その中でも、WEB領域でTwitterのポテンシャルは感じております。今回のキャンペーンのような企画もまたやりたいです。
こちらも23日まで開催中です、ぜひご覧ください。
http://www.takaratomy.co.jp/event/eventlist2/waruhige.html
仲間と楽しむイベント性と、同じ興味関心を持った人たちとのつながりに長けたTwitterを組み合わせることで、見事におもちゃによってハロウィンを盛り上げることに成功したタカラトミーさん。果たして次はどんなSNSを活用した企画をされるのでしょうか?今後も目が離せません。
タカラトミーさん、この度はありがとうございました!