レペゼンゆとり教育「SANABAGUN.」にインタビュー!「大衆的な存在になりたいし金持ちになりたい」|石井リナ(連載19)

2015 12.28

こんにちは、石井リナです。

最近巷で話題のアーティスト「SANABAGUN.」(サナバガン)をご存知ですか?

「レペゼンゆとり教育、平成生まれのHIPHOPチーム」と掲げて音楽活動をする8人、それが「SANABAGUN.」です。勢いがあり尖ったキャラクターも面白いものの、音大出身のメンバーを多く擁するだけあり、曲がめちゃくちゃイケてるんです。

知らない方は、とりあえず聴いてください。


参照:

「レペゼンゆとり教育」を掲げ、今の音楽シーンに中指立てて成り上がる彼らに、音楽のことや、伝えていきたいメッセージなど、根掘り葉掘り聞いてきました。お話を伺ってきたのは高岩遼さんと沢村一平さんのお2人。

Profile

左:
平成2年8月24日生 尚美学園大学ジャズ&ポップスコース卒。在学中から都内を中心にジャズボーカリストとして活動。2012年9月 Ryo Takaiwa With His Big Band 結成。2013年2月 SANABAGUN 発足。2013年5月 The Throttle 発足。2015年7月 SWINGERZ 発足。現在三つの組織の代表を務める。平成生まれ至上稀に見る昭和顔アウトローとしてマルチに勢力を広げている。

右:
洗足学園音楽大学ジャズコース卒。 レペゼン平成ゆとり教育を掲げるヒップホップチーム「SANABAGUN」のドラム。 タイトでバネのあるビートが得意で、 他にも、iri(SMA)、岩間俊樹リッチ、BYT(BY ONE) などさまざまなアーティストのサポートドラマーとして活動中。

俺らなりの「ゆとり」の解釈で 舐めた感じでやっていきたい

リナ:こんにちは、メンバー紹介をしていただいても良いですか?

高岩遼:Voの高岩遼です。「SANABAGUN.」は、MCが岩間俊樹、Baが小杉隼太、Gtが隅垣元佐、Drが澤村一平、Saxが谷本大河、Keyが櫻打泰平、Tpが髙橋紘一の8人で構成されています。

リナ:全員平成生まれなんですよね?

高岩遼:メンバーはみんな平成元年から平成4年生まれです。俺らは平成2年生まれ

リナ:私も平成2年なので同い年です! ところで、「SANABAGUN.」のジャンルって、ジャズベースのHIPHOPとのことなのですが、こうしたジャンルのグループって結構多いんですか?

高岩遼:最近になって、アメリカでジャズとHIPHOPのクロスオーバーが増えてきました。日本では、1世代2世代くらいの上の先輩たちはいるけど、俺ら世代はまだいなくて0に等しいです。

リナ: このような珍しいジャンルの音楽をやることに違和感はなかったのでしょうか?

高岩遼:みんなジャズメンだけど、HIPHOPが好きなんで自然な流れでしたね。

沢村一平:海外でも、でっかいシーンに出てこないだけで、掘り下げてみればいるんですよね。そういうのが好きなメンバーが集まったから、自然とこういう音楽をやるようになりました。

リナ:レペゼンゆとり教育と掲げて活動していらっしゃいますが、私は「ゆとり」って言われるのが嫌で。そういう気持ちは皆さんには無かったですか?

高岩遼:色々決めてきたのは大人なのに、お前らが(「ゆとり」と)言うのって違くない?と思ってます。それに、俺らには他の世代に負けないタフさがあるから、これがゆとりだよ、ってあえて背負っている。

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沢村一平:俺らなりの「ゆとり世代」の解釈で、舐めた感じでやっていきたい。いわゆる「ゆとり」って言われるような俺らがこういう活動をしてるってことも、積極的に発信していきたいし、それが楽しいですね。

リナ:確かに、大人たちはみんな平成生まれが「草食系」で欲がないと思っていますが、そうじゃない子達もいるんだよ、というのは私も発信していきたいと思ってます。

EXILEやジャニーズに並ぶ大衆のチームへ

リナ:渋谷のストリートでもLIVE活動をされていたので、渋谷ストリート発って言われてますよね。

高岩遼:ああ、でも実際には違うんですよね。週2回のペースで3年間渋谷のストリートでLIVEしてたけど、それはライブハウスのノルマ制が馬鹿らしかったからで。音楽をするのに、大学の友達、家族、家族の友達とか、身内に来てもらって、ノルマを払って、それでどうやって食ってくんだよって。

リナ:それでストリートで見せていこうと思ったんですか?

高岩遼:そう。内輪以外を巻き込むにはストリートが良いと思ったし、8人でJazzベースのHIPHOPをやっていったら映えるかなと思って。


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