イングレ田村です。
こないだのIngress(イングレス)仙台Anomaly(Ingress公式イベント)、Persepolis in Tohokuでのコレ。
>>20・21日は仙台PARCOでメシを食え
全てのIngressエージェントに「仙台PARCOすっげー」とつぶやかせた、この取組みの仕掛け人、株式会社パルコ メディアコミュニケーション部の阿部千夏さんに、なんでこういうことになったのかを、がっつり聞いてきました。
PARCOさんにお伺いするとさっそく手渡されたのは
Ingress飴。(by まいあめ工房 )うん。何個もらっても嬉しいやつ、これは。
阿部さん登場。
ニッコニコや。いろいろ聞いてみよう。
普段のお仕事は?
田村 まさかいま、企業さんで「Ingress専門担当」なんていないじゃないですか。阿部さんは普段どんなお仕事をされてるんですか?
阿部 普段は全国に19店舗PARCOがあるんですけど、そのWEBメディア、SNSの運営補助とかをやってます。
田村 そういえば、僕が仙台PARCOさんで「飴ちゃんもらったー!」ってつぶやいたとき速攻レスがあったんです。あれは阿部さんがされてるんですか??
阿部 あれは仙台PARCOのWEB担当のスタッフがやってるんですよ。
田村 すごいですよね、結構夜、もう閉まる直前ぐらいの時間だったんですよ!
※そのときのようす↓
いえ、飴ちゃんもほしかったので(^O^)/ RT : ご利用ありがとうございました^_^カード、なくなり、ごめんなさい、ですm(_ _)m
— 田村 憲孝 ()
田村 やっぱり「自店のことがつぶやかれていたら反応しましょう!」というガイドラインみたいなものがあるんですか?
阿部 ガイドラインっていうほどじゃないですけど、やっぱりありますねー。SNSってできるだけコミュニケーションを取っていかないとダメだと思ってますので。
田村 すごい!そこがなかなかわかってくれなくて困る場面がよくあるんです(イングレ田村の本業はSNSコンサルタント)。「Twitterやったらいくら売れるの!?」とか聞かれて困る場面とか。
阿部 SNSで(短期的には)売れないですよねー
田村 そうそう!その一歩手前のハナシですからねー、あれは…
阿部さんはやっぱガチエージェント?
田村 で、阿部さんはIngress、どんなもんですか?
阿部 Ingress(笑)
田村 なんでわらってんすか!まさかやってないんですかっ!
阿部 もちろんやってます。やってるんですけどレベルとか言えるほど高くないんで..、ナイショです。
今回の仙台PARCOさんのお取り組み、キッカケは?
田村 今回、いったいなぜこういう取り組みをやろうと?阿部さんはいわゆる「ガチエージェント」ではないわけじゃないですか?
阿部 私は、ガチじゃなくて、ゆるふわ系です! ただ、私のチームメンバーがiOS版ローンチぐらいからやり始めていたんです。DARSANA(2014年12月に東京で開催されたIngress公式イベント)とかにも個人的に行ったらしいんです。
そして3月の京都のSHONIN(2015年3月 京都で開催されたIngress公式イベント)のとき、滋賀県の大津にPARCOがあるので何かやろうと思ったんです。そのときはNiantic Labsには非公式な企画だったのですが、エージェントさんがお店に来てくれたら「イングレス飴プレゼント」します、ってやってみました。
田村 おおお、もう勝手にやっちゃったんですね!
阿部 あ、ただ、そのスタッフは当時から、Niantic Labsの川島さんや須賀さんとは個人的に交流があったので、一応、連絡はしていましたよ(笑)
告知も大津PARCOのWEBサイトとGoogle+ぐらいで。ファンブログサイトの「Ingress速報」さんとかに取り上げてもらったんですが、ほんとそれぐらいでした。会場もちょっと離れてましたし。
田村 僕、実家が京都でめっちゃ地元なんですけど、あの辺りを知らない人からすると「京都」と「大津」ってちょっと離れてる印象はあるかもしれないですね。実際はJR乗り換えナシで20分かかんないんですけどね。
阿部 そうかもですねー。それでも結構エージェントさん来てくれたんですよ。で、次、仙台になると知って、仙台もPARCOあるぞと!
ガチエージェントのそのスタッフはやる気まんまんだったんです。でもそのスタッフの人事異動があったりして、Ingress企画を動かせそうになかったんです。
田村 ほうほう
阿部 それで部内のチームでは、どうしようかと思ってたタイミングで、たまたま私がその時期に開催されたローソン佐藤さんの登壇するIngressに関するセミナーに参加したんです。「こんなにオトナがハマるっていったいなんなん!?」っていうのもあって。
田村 ちなみにそのガチなスタッフって結構レベル高かったりするん…ですよね?
阿部 はい、12とか13のはずです(笑)
田村 ガチや…
(*↑スタッフより注:正しくは、まだ11の若輩エージェントです。)
阿部 でしょ(笑)。で、そのセミナーで聞けたお話しがすごい魅力的で。これはおもしろいぞ!と。ゲームで人が動くんだ、と。じゃあ仙台は私が動こう!と。
田村 なるほど!でも仙台は大津の時と違ってNiantic Labsさんのオフィシャル的な立ち位置になりましたよね。そのステップはどういう入り込み方をされたんですか?
阿部 そのスタッフが、京都のSHONINやその後のGoogle+カンファレンスのときに、Niantic Labsの川島さんとか須賀さんとお会いしてるんです。そのときに事前に、いろいろお伝えしてたみたいで、意外とスムーズにお話しできたんです。
田村 おお、結構スムーズに。あと例えばソーシャルメディアでもそうなんですけど、こういうお取り組みをされる時って、社内から反対意見とか無かったですか?
阿部 正直チーム内には「なにそれ!?」って意見が多かったんですよ。反対というより疑問としてですね。でも新聞でIngressの話題が取り上げられたり、行政もIngressに取り組み始めたりしていたので、理解はしてもらいやすかったですね。上司は、理解をしてくれていました。
田村 それ、ひとつヒントかもしれないですね。社内を説得するのに困ってる方とか、とにかくネットで「Ingress」って検索するといっぱい事例が出てきますもんね。
今回のPARCOさんの事例もそうですし、ソフトバンクさんとか三菱東京UFJさんの提携事例とかがズラーっと検索結果に並びますもんね。あのMUFGさんのカプセルがなかなか出なくてねぇ…
阿部 わたし出ましたよ!
田村 僕は仙台のPersepolis閉会式のときにもらったっきりで…近所のMUFGでハックしまくってるんですけどねぇ…
阿部 わたしあのMUFGさんのカプセルにソフトバンクさんのウルトラリンク入れてるんです(笑) ふえるかなーって!
田村 あれ、ポータルキーも増えるらしいですよ。六本木で展示されてた「掲示の夜のパワーキューブ」のキーが増えたって、ツイッターか何かで見ましたよ。
あの垂れ幕
田村 次、あの垂れ幕のことを聞きます!TwitterとかFacebookとか、ソーシャルメディアでえらい拡散されてましたよねー。まあ、阿部さんの思う壺なんでしょうけど(笑) あれだけやられると僕達エージェントとしてはとりあえず写真撮ってTwitter!、Instagram!ってなります!
阿部 あれもメンバーみんなで考えたんですけど、PARCOからは、エージェントに対して、「写真撮ってつぶやいてね!」とかは、一回も告知していないんですが、「絶対バズるでしょう!」って思いながら。
私自身がエージェントでもあったので、「もし、垂れ幕があったら、絶対シェアする」って思いましたから。でも、実は文章とか怒られないかドキドキしてたんです。
「Welcome to Sendai, Agents」とか、知らない人からすると「エージェントってなんやねん!」ですから。
田村 「It’s Time To Move」とか、こっちはテンション上がりまくりですよあんなん。で、怒られませんでしたか?
阿部 大丈夫でした! でも途中、仙台の現地スタッフから「これ…ほんと大丈夫ですか?」って不安の声も上がったりして。キッパリ「大丈夫です!」って言っておきました。ホントは確信はなかったんですけどね(笑)
ただ、「Ingress」の存在をしらないお客様にはわからないかもしれないと思ったので、下のほうに「Ingress」の文字も入れたんです。
田村 サッカーショップ「KAMO」さんが、なんか一緒に拡散されていいですよね(笑)
そうそう、次のAnomalyはまだどこで開催されるのか公開されていませんが、次もなんかやりますよね?
阿部 もちろん(にやり)
田村 どこでやるんですかね、九州ですかね…北海道とかかな…
阿部 北海道なら札幌にも、九州なら、福岡、熊本にもPARCOありますからね!
田村 あかん、もうやる気まんまんやこれは!!!(笑)
なにか障害はなかった?
田村 あのう、ここまでお話ししてて思ったんですけど
阿部 はい。
田村 ものごとにはメリットとデメリットというものがあるのですが、なんかメリットしか感じないのです。聞いていて。なんかあるでしょう!
阿部 デメリット…デメリット…うーん…
田村 いや、僕達エージェントからすると単にありがたいことをして頂いているだけじゃないですか。でも、Ingressに興味無い方からするとどうだったんだろうとか。お客様もお店のスタッフさんも含めて。
阿部 それがとくに無かったんですよねぇ…いや、あると思って「企画への想定問答集」なんかもつくったんですよ。でもぜんぜん無くて。逆にびっくりしました。配布していたアイテムカードも結構早くになくなっちゃって、エージェントさんに怒られるのかなーと思ったんですけど、それも無かったし…
田村 代わりに飴ちゃんもらえますからね。
阿部 みなさん、Ingressグッズ、大好きですよね。私もバッテリーとかもってますけど。
田村 うんうん。まあでも僕もゼビオ仙台でTシャツとか買ってしまいましたから。全然買うつもりなかったんですけど。
阿部 ウチのスタッフは会社にそれ着て来てますよ、普通に(笑)
田村 いや、僕なんかIDカードを首にかける紐をIngressのやつにしました(意味のない張り合い)
阿部 つっこまれませんそれ!?
田村 いや、つっこまれるためにやってますので。
Persepolis当日オープニングセレモニーにて
田村 当日オープニングセレモニーのとき、壇上の須賀さんから声がかかったじゃないですか。で、4,000人のエージェントの拍手に応えて。あれ、どうでした??
阿部 あれ、一瞬どうしようかと思ったんですけど、隣に座ってたスタッフにヒジでちょんちょんってされて「立て立て」って(笑)
田村 で、ぴょんぴょん跳ねてたんですね(笑)
阿部 いや、もう「須賀さん粋だなぁ~」って思いましたよー。嬉しかったですねー。エージェントさんたちに喜んでいただけていたのは、SNS上ですでに把握していましたが、リアルな場でも、あれだけの拍手をいただけるとは思ってませんでした。
自分もエージェントなのでお仕事でIngressできたら嬉しいなー、っていうのもあったんですけど、まさかあんなに会場でもリアルに喜んでもらえて、Niantic Labs のCTO Phil Keslinさん、川島さんにも喜んでもらえて、ほんとに嬉しかったです。
通常業務とのバランス
田村 普段のお仕事には影響なかったですか?
阿部 影響はないようにしました。私自身も、3月に人事異動をしていて、新しい業務もあったりしたんですけど、こっちのIngressのお仕事が「心の拠り所」みたいになってました。
田村 阿部さんのFacebookの投稿とか見てると、当日が近づくにつれてめちゃテンション上がってきてますもんね。
阿部 そうそう、ヤバいヤバいって!
田村 さっき言った、今回の取り組みでのデメリットってあえていうと「業務量が増えた」ってことぐらいですかねー?
阿部 んんん…まああえて言うとそうかもしれないですけど、楽しかったんで全然。 もともと、私のチームの仕事は、企画を話題化させること、店舗や街にお客様を呼ぶこと、お客様によろこんでもらう企画を行うこと、ですし。
現場スタッフから反対意見はなかった?
田村 そうそう、コレも聞こうと思ってたんだった。多店舗展開されている企業さんでFacebookとかTwitterをやろう!と進めていると、現場の方から「そんなのわからない」と言われちゃうこととかよくあるんですよ。
質問されたらどう答えたら良いのかわからないとか。そういうのは…無かったっぽいですね(笑)
阿部 無かったですね(笑)すでにソーシャルメディアは各店舗で展開しているので、新しいものに対する抵抗は少ないんだと思います。もともと。 仙台店の役職者やスタッフも、エージェントでしたので(笑)。
田村 でも、実際にカードとか飴ちゃんとかを配布した飲食店のみなさんってPARCOさんの人じゃないですよね。そのあたりからご意見とかは無かったんですか?
阿部 大丈夫でした。
田村 やっぱり(笑)
阿部 飲食店スタッフに、スマホのIngressの画面を実際に見せて「こういう青とか緑のぼわーんとしたやつを見せられたらカードか飴をあげてください」って!
田村 (爆)
阿部 PARCOって結構いろいろ企画やるんですよ。いわゆる「O2O」的な企画。なのでお店のスタッフも「お、またなんかやるんだね!」って感じだったと思いますよ。
周辺地域への貢献は?
田村 そうかー…もう大成功じゃないですかこれ。
阿部 そうかもしれないですけど、やり足りない部分はあるんですよね。周りの商業施設さんたちともっと絡めたらよかったかなー、とか。
田村 そうそうそう、今回PARCOさんの特設サイトを見てると、仙台PARCOさんまわりのおすすめミッションとか掲載されてたじゃないですか。ああいうのは御社のお店だけじゃなくて近隣地域も回ってもらえるような工夫なんだろうなーと思って見てたんです。
阿部 せっかく来てもらうんで、いろいろ行ってもらおうとおもってあれは付けました。
田村 ご自身がIngressやってないとああいうのは思いつかないですよねー。
阿部 自分だったらせっかくどこかに行くんだったらメダル集めたいじゃないですか。ゲーム内で検索したら出てくるんですけど、どうせなら来る前から見てもらって楽しみにしてもらいたいなーと。
仙台PARCO Ingress担当者は当日何をしていたか
田村 ところで阿部さんは当日どうしてたんですか?ゼビオ張り付き?それとも仙台PARCOさんでお仕事を?
阿部 いや、自転車でエージェントしてました(笑)
田村 まじすか!
阿部 1回目の計測(13:30)は行かなくて、仙台PARCOで「お客さんどれぐらい来てくれるかなー」とか万が一の時の対応の必要があるかなー、と思ってお店のほうにいたんです。
でも「大丈夫そうだね」ってなって。じゃあ、せっかくなので「行こっか!」ってなったんです。で、普通にレンタサイクルとか借りちゃって。同行したスタッフと!
デメリットあった!
阿部 あ、そういえば、スタッフと話していてたデメリット、ありました。
田村 ほうほう
阿部 「ビジネス的に言うと、あくまでも他社さんのプラットフォームサービス・ゲームなので、いつ終わるかわからないこと」、かな、と。
田村 いやそれ、こないだウチでやったIngressセミナーでも横須賀市のご担当者さまがまったく同じことをおっしゃってました。聞いてた須賀さん苦笑!みたいな。
まあでも、それもデメリットといえばそうかもですけど、ちょっと現状見てると数ヶ月単位でIngressがなくなるって考えにくいですもんねー。
阿部 はい…ほんとに無いんですよ。大きなデメリットが。
田村 でも「デメリットが無い」っていうのも、御社みたいな雰囲気だからかもしれないですよね。ガチガチの固い企業さんだったら、どうやって全社的に賛同を得るか、とか大変だったかも。
阿部 自分がエージェントだからやりたいっていうのもあったんですけど、会社としてICT活用を進めていまして、ICT活用ナンバーワンの商業施設を目指そう!って掲げてやってるんです。その一環として新しい試みも認められやすい環境ではありますね、確かに。
田村 なるほどー。ご自身の状況と御社の状況がうまく重なったんですねー。いや、最近結構自治体さんとか企業さんからIngress活用についてのお問い合わせがあるんですが、外面だけ「Ingressをやりたい」って言われても、言いようがないんですよね。
人が動くんだよ、とか集客できるよ、とかは現象として伝えられるんですが、それってIngressの本質じゃないような気もしますし、特にご担当者様ご自身がエージェントじゃないときって。
阿部 わたしの場合は、ほんとにそのスタッフが横で「Ingress,Ingress,Ingress…」って言ってたんで「なんじゃそりゃ」と思いながらもとりあえず始めた感じでしたねー。
やってみると、特に最初ってレベル上がりやすいじゃないですか。でおもしろくてハマっていった感じです。
田村 そっからが苦行なんですが!
阿部 そうなんですよ!
エージェントの年齢層について
田村 これ、僕のアンパンマンミュージアムの戦いのときもそうだったんですが、比較的「テック系男性」が多いですよね。
アンパンマンミュージアムの激闘のようす
阿部 そうなんですよ。正直そこは課題感としてあると言えばあります。PARCOの主要ターゲット層とはちょっと違うかもって。
今回はレストランでやったんであまりそこまで考える必要は無いのかもしれませんが、今後ほかの企画をやったときにどうなるんだろうっていうのはありますね。
田村 そう、「テック系な男性」が多いんですよねー。って僕もそうなんですけど。
阿部 アレ、なんなんでしょうね?
田村 だからこそ阿部さんみたいな方がこうやって前に出てきてくれるのがおもしろいんじゃないでしょうか。あと、「イングレス女子」みたいな子もでてきましたもんねー…
イケメンのにいちゃん、ジャニーズ系のユーザーとかが増えたら女子が増えるかも。
阿部 ふむふむ。Ingressやってる芸能人を検索してもヒットするのは、「ガジェット好きな男性」なんですよねー。いいんですけどもうちょっと広がりがでてくるといいですね。
そうそう、この建物の下層階のオブジェがポータルになってるんですよ。そこでこないだオフ会があって行ってみたら、けーっこう女の子エージェントいましたよ。
田村 そうか、いるのはいるんやなー…
そんな阿部さんからのメッセージ
田村 そんな阿部さんですが、エージェントのみなさんとか、これから取り組みを考えていらっしゃる企業さんとか、あるいはNiantic Labsさんとかに向けてお伝えしたいこと、何かないですか?
阿部 いや、とりあえずほんとに、たった2本の垂れ幕に、盛り上がってくれてありがとうございます、っていうのがいちばんです。実は、世界観っていうのをすごい気にしてたんですよ。
田村 世界観?
阿部 はい。企業って、最初にお話したSNSのこととも共通するんですが「売ります!買ってください!」ではダメだと思ってるんです。
田村 わっかる……
阿部 いかにコミュニケーションを取るかっていうのを気にしてるんです。そこで、なんとか今回はうまく溶け込めたから、一緒に盛り上がれたのかなって思います。 今回はGoogle+を活用しました。
田村 そう、でもそれ、難しいですよね。3~4年前ぐらいとか、企業さんに「SNSをやりましょう!」って言っても、「で、それ費用対効果は?」みたいな。
それやったら広告打ったらいいですやん、みたいな。そういうのと違うんよなー…って思ってました。
阿部 そういう意味で、今回銀行さんが取り組まれたのは驚きましたね。
田村 ほんとですね!あちらも一回お話を聞いてみたい…それこそいろんな障害がありそうですもんね。
阿部 ほんと、社内調整とかすごい大変だったと思いますよ。
田村 PARCOさんはMUFGさんみたいにゲームの中に入り込むっていうお話はないんですか?
阿部 うーん、まだNiantic Labsさんや、チーム内でも具体的には話していませんが、個人的には、ぜひ入りたいと思ってます。
田村 PARCOパワーキューブとか!
阿部 やった!出た!みたいな(笑)
田村 AXAシールドとか、別に普段保険のこと考えてないですけど、街でロゴ見かけたりしたら「あ、AXAや」とか思いますもんねー。
阿部 ほんと、「AXAシールド!」ですよ!?ずるいですよ(笑)
田村 「MUFGカプセルほしい!」とかね(笑)
阿部 でもまじめなハナシ、もしそうなるとすると今度はほんとに社内で議論が出ると思います。他社さんのサービスプラットフォームの中のことですし、自社開発のアプリ利用促進が一番のミッションという流れの中で、他社のアプリを促進するような流れはどうなのか、という議論もあったりするので。
ただ、新規のお客様との接点を増やしていくためにも、外部サービス・プラットフォームとの連携は不可欠だと思っています。
田村 やっと試練が訪れるわけですね!
本当に締めに入ります
田村 でも、今の阿部さんの環境がうらやましいです。僕も野球が好きだったりするんですけど、これがなんか自分の仕事につながらないかなー、といつも考えたりしていて。
阿部 わたしも今回、コストがどうこうよりも、とにかくエージェントのみんなと一緒に楽しみたいっていうのがほんと強くて。
田村 それができている阿部さんがほんとうらやましいなーって思います。
阿部 ほんとタイミングとご縁ですかねー。ありがたいです。
田村 現実問題、単に阿部さんがひとりで「やりたい!」っていっても難しいですもんね。そう思ったときに同僚のスタッフがNiantic Labsさんとお話できる環境にあり、Anomaly開催地にことごとくPARCOさんのお店があり、みたいな。
阿部 あと、現地のスタッフも賛同してくれなかったら実現しなかったですし。「垂れ幕、他の企画で、使ってるんで無理です。場所ありません」って言われたらもうあのバズも起こらなかったわけですし。
田村 そう、で、お店の現場からも大きなトラブルも無いと。
阿部 ほんといい環境で行えました。
阿部さんありがとうございました!
いや、終始ニコニコで楽しくお話いただきました。
阿部さんご自身は「非常にスムーズだった。デメリットもまったくない。」とおっしゃってます。デメリットがないことはお話をお聞きしていてその通りかな、と感じました。
が!「非常にスムーズだった」は、実際はそんなことはないと僕は思っています。
これだけの規模のイベントです。部署間・企業間の調整。準備に取られる時間。日常業務との兼ね合い。普通だったら「これキツイ!」と感じるようなことはいっぱいあったはずです。
それでも阿部さんが「楽しかった。ほとんど障害はなかった。」とおっしゃるのはなにより、阿部さん自身がIngressを大好きだからなのではないでしょうか。
次のPARCOさんのIngress展開、本当に楽しみです。阿部さん、貴重なお時間本当にありがとうございました!