こんにちは、山田智恵です。
今年の6月に初の著書「」を出版しました。そのご縁で、手ぬぐい専門店「JIKAN STYLE表参道店」様にご協力をいただき、小さなお店のインスタグラムアカウントの立ち上げから運用までを追いかけて、連載を書いています。
前回は「誰に向けて、どうやってコンテンツを投稿をしていくのか」についてお話しましたが、今回は実際にアカウントを作るところまでをレポートしたいと思います。
プロフィールに何を書けばいいの?
山田:では、さっそくアカウントを作ってみましょう。まずはアカウント名ですが、どうしましょうか?
小寺:本社の名前は「宮本株式会社」なのですが、ブランド名は「JIKAN STLE」になります。どちらを選ぶべきでしょうか?
山田:覚えてもらいたい名前はどちらですか?
小寺:「JIKAN STYLE」ですね。
山田:では、アカウント名は「JIKAN STYLE」にしましょうか。会社名は、プロフィール欄に入れることもできるので、そちらで表示させましょう。
次は、プロフィールを作ります。プロフィールは見知らぬ人(潜在顧客)にフォローしてもらうためにも、リアルでつながっていくためにも非常に重要です。シンプルに、分かりやすく、伝えたいことを凝縮させましょう。
あとは、+αよくするためには、以下3点に留意してみてください。
小寺:分かりました。一度それで作ってみますね。リンク先はいったんECサイトにしてみようと思います。会社のWebサイトもリニューアルしたいので、見ていただきたいとは思うのですが、インスタグラムでは手ぬぐいを全面に出すのでECサイトの方がニーズがあるかと思うので。
山田:いいですね!そうしたら、ECサイトの方にどれだけ誘導できたかは、のアクセス解析で追っていきましょう。
小寺:はい、一番はJIKANSTYLEの世界観や、手ぬぐいの美しさ、四季を生活に取り入れる日本文化の素晴らしさを伝えたいと思っています。でも、このインスタグラムを見て、もし商品を購入したくなるお客様がいらっしゃったら、それはそれで嬉しいです。
実際に作ったJIKAN STYLEさんのプロフィール欄
毎日なにを投稿する?
山田:では、次に毎日何を投稿するか決めましょう。投稿コンセプトです。
小寺:社内では、手ぬぐいの色々な使い方を載せるのが面白いのではないかという意見になっています。ただ、写真を撮るのが大変かもしれないと…。
山田:手ぬぐいって、普段はどんなふうに使われることが多いんですか?
小寺:お風呂場で体を洗ったり拭いたりするのに使えますし、キッチンでも食器を拭いたり、ふきんとして使ったり。あとは、テーブルでも、ナプキン替わりに使ったりもできます。柄が気に入ったものは、壁に飾ったり、プレゼントを包む包装紙代わりに使ったり…。あとはファッションとして、ヘアバンドのように使ったりする方もいます。最後に、使いすぎてボロボロになったものは、切り裂いて、はたきとして使ったりも。
山田:そんなに使い方あるんですね!!そして、エコ!
*ワインをギフト用に手ぬぐいで包んだもの。可愛い!
小寺:そうなんです。ただ、私と数名のスタッフで運用していく事を考えると、撮影できる時間は限られているので、なかなか続けるのが難しいなと。
山田:なるほどー。毎回いろんなシーンを撮影するのは、人手が十分にないと運用のハードルが高いですね。長く運用を続けていくには、日々コンテンツを作れることが条件になってきます。リソースがかなりあるのであれば、色んな撮影に挑戦してみるのもいいと思います。ただ、リソースが限られている場合は、業務の中で日々コンテンツを作れるものが何かを考えることは大事ですね。
たとえばですけど…手ぬぐいの柄をアップで載せていくのはどうでしょう。お店には常に最新の手ぬぐい柄が沢山ありますし、いつでも撮影できますよね。あと、手ぬぐいファンとしても、インスタグラムで最新の柄が見れるのは、とても面白いのではないでしょうか?
小寺:たしかに。それなら長く続けられるし、私達もお客さんにお知らせしたい内容です。季節ごとに、常に柄が変わっていくのですが、Webサイトで全ての柄を見せるのが追いついていない状況なのです。でも、インスタで見せられるとお客さんにも喜んでもらえるかも。
山田:いいですね!Webサイトでは出せないミクロな情報を、ソーシャルメディアを使って補足していくのは、とても有効な使い方だと思います。
では、いったんその方向でスタートしてみましょう。
次回は、運用して分かってきたこと
アカウントができて、投稿コンセプトも決まりました。そして、今は手ぬぐいの柄を毎日投稿されています。日本の文化って素晴らしいなぁ!って嬉しく思える素敵なアカウントです。
(See Instagram)
では、次回は実際の運用を始めてみて、分かってきたことをインタビューしてきます!
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