みなさんこんにちは。PHOTOLABOの小川由衣です。
Instagram使ってますか?kakeruでもつい最近”インスタジェニック”というワードで記事が盛り上がったばかりです。私も積極的に活用し始めたのですが、いま一番注目しているのがInstagramersJapan(IGersJP)という素敵な写真をInstagramにアップしている団体です。そんなInstagramersJapanが6/15(月)~6/21(日)に東京浅草橋の4階建てのギャラリーPhotons Art Galleryをまるっと貸しきって、なんと1,500名のインスタグラマーの写真を集めた「史上最強のインスタグラム展」を開催しているそうです。
これは気になる!と思ったので突撃レポートしてきました。
贅沢にも、「史上最強のインスタグラム展」の実施責任者であるケンタソーヤングさん()と広報担当のわっちさん()にご案内いただき、たくさんのお話しを聞かせていただきました!
「#ザ壁部」と大人気「柴犬まる」の写真をチェックしよう!
さっそく4階へ向かいます。4階の見どころは「#ザ壁部」のオシャレな壁写真や愛くるしい表情が魅力的な「柴犬まる」の写真!
壁ってこんなにオシャレに撮れるものなんですね。感動!
反対側には柴犬まるちゃんの写真とメッセージボードが設置されています。訪れた際にはぜひ書き込んでくださいね。
ちなみに、ギャラリーの中は一部エリアを除いて撮影が可能です。パネルの前に立って撮影するだけで、こんなにインスタジェニックな写真が撮れちゃいます!ちなみに、ケンタソーヤングさんのオススメのポーズは顔を右向きにして、ちょっと顎をひいておすまし顔をするポーズです。
同じフロアには、photobackというサービスで作った、104名のインスタグラマーさんの作品集も飾られてました。ひとつひとつの作品が世界感に溢れていてとっても素敵。全部じっくりと眺めたいです。
ここで、ケンタソーヤングさんとわっちさんにいろいろと質問してみました。
小川:いいですね!とっても素敵でテンションが上がります。既にどれぐらいの方がいらっしゃったんですか?
わっちさん:3日間で約2,000名いらっしゃったと思います。いろんなお客様がいて、何度も足を運んでくださる方が多いです。声掛けて説明するのがすごく楽しいですよ。
ケンタソーヤングさん:参加された皆さんの作品が本当にカッコよくて素敵なんですよ。ここに布団ひいて寝たいぐらい。明日泊まっちゃおうかな、特権で(笑)
わっちさん・小川:ずるい!!
小川:本当に素敵な写真ばかりなのですが、やっぱり皆さん本格的なカメラで撮影した写真をInstagramにアップしているのですか?
ケンタソーヤングさん:そんなことないですよ、アイフォンだけで撮影されている方も沢山います。
わっちさん:私もアイフォンで撮影と加工をしています。(といって作品集を見せてくれるわっちさん)
小川:えっ?!凄い!これアイフォンで撮影したんですか?信じられない…!
わっちさん:今まで本格的にカメラさわったことなくて、やっと1月からフィルムカメラで撮影をはじめました。全部アイフォンで撮って加工してって感じです。自分なりの工夫はしていて、たとえば雨模様の写真とかはビニール傘を差して傘の内側からパシャって撮ったり、青色も好きなので、写真にはこだわって青を入れていく感じですかね。空もとったりするし。
小川:なるほど、アイディアがすごい!やっぱちがうなぁ。ちなみにいつぐらいから写真を撮り始めたんですか?
わっちさん:私は3年前ぐらいですね。今大学4年生なんですけど、高校卒業したあとにアイフォンを買ってInstagramを始めました。投稿していくうちに楽しくなってきて、写真展とかにも興味もってインターネットで探してみたんですよ。そしたらInstagramersJapanさんに出会って。その当時は、個人営業の小さなカフェとかで写真展やってたので見にいったら、自分もやってみたいと思いました。大学1年生のときに代表のえんぞうさんにお会いして、声掛けて参加させてもらいました。今はイベントやInstaMeetにも参加してるんですが、自分にとってすごくいい出会いだと思ってます。
ケンタソーヤングさん:わっちが俺が言いたいこと全部いってる(笑)。アイフォンフォトから写真好きになる人って多いんです。スマホの写真って最初はカメラが売れなくなるからと、カメラを売ってる会社には嫌がられてたところがあったんだけど、結局はスマホ写真から本物の写真に広がって楽しんでいる人が増えてる。最近はスマホ連動の機能がついたカメラもたくさん出てるし、写真撮ってInstagramに投稿するのももっと当たり前になるんじゃないかな。Instagramは今後どんどん伸びると思いますよ。
小川:ケンタソーヤングさんにとってInstagramをやっている面白さってなんですか?
ケンタソーヤングさん:俺はInstagramを始めたのは後発の方で、実はわっちよりも遅いんだよね。面白さは日本や海外問わずにいろんな写真を見れることかな。写真展にはない魅力があると思います。写真展もいいけど、自分にはないアイディアはInstagramから得ることが多いですね。いろんな関わりが生まれることも面白い。とくに、皆さん素敵な場所を知ってるんですよね。写真見てて、「あっ、ここでこう撮るのね!」みたいな。しかも、どこで撮ったの?ってすぐに聞けるのがいいんです。Instagram上でもリアルでも教えてもらったりすることが多くて。
それに、いろんな人に見てもらえるのも大きくて、海外の人とでもコメントもらってコミュニケーションが生まれます。実際、この前Instagram見てスタッフやりたいって連絡してきた海外の男の子がいました。チャド君っていうんだけど。すごい好青年で、結局1日手伝ってもらいました(笑)。
小川:そうなんですね。やっぱりInstagramの楽しさってコミュニケーションが生まれるところにあると思うんですが、反応が返ってくるコツってあります?個人的に知りたいです!
わっちさん:Instagramには言葉も入れられるから、私はよく歌詞を一緒に書いてます。自分がよく聞くロックとか。歌詞にたいして反応してくれて、コミュニケーションも生まれることもありますよ。
ケンタソーヤングさん:りんご、ママチャリ、壁部みたいな、統一したテーマをもってこだわってるアカウントはファンも増えるし強いと思います。でも、いろんな使い方があっていいと思ってます。自分はいろんなテーマで投稿しているし、人それぞれなのが面白いと思いますよ。
わっちさん:Instagramは日記代わりにもなるから、思い出の写真載せても楽しいと思います!
フォロワー数1万超えのインフルエンサーたちのとっておきの写真を!
小川:特にみてほしい場所とかポイントってありますか?
ケンタソーヤングさん:3階はぜひ見てほしい。インフルエンサーって呼ばれている、フォロワーが1万以上いるような人たちを集めたフロアです。全部素敵な写真でインスタグラム内でも有名な人ばかりですね。写真が本当に素敵なんです。
小川:空気がありますよね。圧倒されるというか…
ケンタソーヤングさん:そうなんですよ!体育座りして見てください。すげーいいんですよ。皆さんにオススメしてます。
座ることで迫力が増して圧倒的な存在感がありました。どの写真もずっと眺めていられそうなぐらい惹きつけられます。これは、訪れた人しか分からない感覚だと思うので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
ちなみに3階のエリアは本来は撮影禁止エリアになってます。取材で特別に撮影させていただいたのでご注意を!
遊びに来た人が楽しくなれる仕掛けがたくさん。
3階から2階へ移動する途中でケンタソーヤングさんがごそごそと写真を動かしています…
小川:何されてるんですか?あっ!こんなところに写真が!!
ケンタソーヤングさん:実は、自分の写真を毎日移動させてるんですよ。基本みんな気づかないんですが、たまに気付いてくれる人がいて(笑)さて、移動させますか。
毎日、写真を移動しているところにケンタソーヤングさんの遊び心がありますね。会場に行った方はぜひ探してみてください。他にも 25万フォロワーがいるhalnoさん()のほうきを体験することもできます。
小川:いろんなこだわりがあって、めちゃくちゃ楽しいですね。
ケンタソーヤングさん:ホント、皆さんに楽しんでもらえる企画を意識しました。来た人しか分からない楽しさや、味わえない経験を提供したいと思っています。
みんなの好きなモノを散りばめた贅沢な空間は必見!
2階には一般枠で参加してくださったインスタグラマーさんの写真が飾ってあります。こちらのエリアもカラフルで皆さんの個性が光っている写真ばかりです。
小川:1500人の写真がこんなにぎゅっと集まって展示されてるなんてとっても贅沢ですね。
ケンタソーヤングさん:この階は色の配色にこだわってます。おんなじ色が重ならないような展示をしてるんですよ。参加してくださった皆さん本当にレベルが高い!素敵な写真を提供してくれて、どれも本当にいい写真なんですよ。この階は雑然としている面白さがあります。みんなの好きなモノを好きなだけ出してもらって散りばめました。1枚1枚、気持ちがこもっている写真を展示できて嬉しいです。こういうのがやりたかったんですよね。普通の写真展って、ブース分かれてて隣どおりでちょっと距離があったりするので。
この写真展はみんながそれぞれ自分の好きな写真を見つけて、楽しい、嬉しいって思ってもらえる。すごく素敵だと思うんですよね。こんなに沢山の人の写真が見れて、純粋に喜んでもらえる展示って実は少ないと思う。この展示会ができて、本当に嬉しい。みんなが笑顔になって帰ってくれるといいなって思いますね。
そう語るケンタソーヤングさんの表情がとっても温かくて、私まで幸せな気分になりました。「史上最強のインスタグラム展」の面白さは写真1枚1枚に込められたこだわりはもちろんのこと、運営している皆さんが自ら楽しんでいて、来てくれる人たちを楽しませようとする仕掛けに込められているなぁと感じました
19、20、21日まで絶賛開催中なので、ぜひ足を運んで体験してくださいね!
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