kakeru二代目編集長の塚岡よりご挨拶

2016 1.27

初代編集長、えとみほさん衝撃の退任から、はや1ヶ月。
突然のことに驚かれた方も多かったようです。
しかし、内部的にはもちろん「衝撃の」でも「突然の」でもなく、着々と準備をした上でのご退任でした。
その準備のひとつが、二代目編集長の指名であり、光栄にも私がその任に着くことになったわけです。

上の写真のメンバーを含め、kakeru編集部は全部で16名。(右から5番目が私です)
この編集部を任せられた責任と少しばかりの緊張、そして喜びを感じつつ、ご挨拶と今後のkakeruの方向性を説明させていただきます。

はじめまして、塚岡雄太です。

改めまして、kakeru二代目編集長に就任いたしました塚岡雄太です。

kakeruは株式会社オプトの運営する、いわゆる「オウンドメディア」と呼ばれるタイプのメディアで、編集部員は全員、オプトの社員で構成されています。私を除いて。そう、実は私はオプトの社員ではありません。フリーランスのコンテンツプロデューサーです。

出版社、ウェブ制作会社、ウェブサービス運営会社と3つの会社で、「編集」「コンテンツマーケティング」「ソーシャルメディアマーケティング」を主軸に仕事をしてきて、2015年末に独立しました。

言ってみれば「外様」である私が編集長に就くことで、これまで以上にメディアとしての性格を先鋭化し、読者の心を動かす記事を多く配信していきたいと考えています。

これからのkakeruはどうなる?

これまで、kakeruは一次情報を配信することを信念として、取材記事を中心にSNSの可能性を追求するメディアとして多くの皆様にお読みいただいてきました。

その基本方針は引き継ぎつつ、以下の2点により注力していきます。

1.SNSとリアルの境界がない世界の案内人に。

私たちは、無意識のうちに「SNSの世界では」「リアルの世界では」とその二つを別のものとして語ってしまいます。が、本当に別のものでしょうか。

SNSの世界とリアルの世界には、まったく別の景色が広がり、まったく別の人々が住んでいるのでしょうか?

違うはずです。私たち一人ひとりが両方の世界にまたがって存在し、私たち一人ひとりによって、その二つの世界はつながっています。
つまり、「SNSの世界」「リアルの世界」と区別して考えることは人間存在を無視した世界観であると私は考えています。

どちらの世界も、人間一人ひとりの思想、行動、発言によって描かれる点描画のようなものです。SNS世界はそれらが可視化され、検索され、物理的な距離を超えて繋がっていくという点だけが違っています。

そんな世界を正しく理解し、安全に、そして楽しく生きていくための指針を読者の皆様に示すことが、kakeruの使命だと考えています。

2.数十万の定量データより、一人ひとりの「声」で語る。

kakeruをお読みいただいている方の多くが、デジタルマーケティングに関わるマーケターです。特に、ソーシャルメディアでの広告・広報戦略を考えていらっしゃる方が中心です。

戦略を練る上で基礎となる定量データはもちろん大切です。
しかし、kakeruは編集部員とライターが取材で得てきた一人ひとりの「声」を皆様に示すことにこだわります。

「SNSの世界」と「リアルの世界」を繋いでいる、その一人ひとりから地道に声を集めて発信することこそが、より深い理解と知見を提供することに他ならないと信じているからです。

さいごに:kakeruにご協力いただいた、そしてこれからご協力いただく皆様へ

kakeruはこれまで、たいへん多くの方々に寄稿いただいたり、取材にご協力いただいたりしながら運営してまいりました。まずは、kakeruを代表して深く御礼申し上げます。

これから、「SNSとリアルの境界がない世界の案内人」として読者の皆様へさらに良質なコンテンツをお届けするには、これまで以上に多くの方のご協力が不可欠です。
示唆に富む洞察、発見のある言葉、そして、他の誰でもない、あなたの声が必要です。

まだ満1歳にもならない幼いメディアではございますが、これからも読者の皆様、そしてご協力者の皆様にとって価値あるメディアになるべく精進してまいります。

どうぞ、何卒よろしくお願いいたします。

 

2016年1月27日 「kakeru」二代目編集長 塚岡雄太


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