こんにちは、山田智恵です。
おかげさまで、今年の6月に出版した「」がAmazon Kindle マーケティングカテゴリーで3位(2015年9月9日時点)を取得しました。
さて、手ぬぐい専門店「JIKAN STYLE表参道店」様にご協力をいただき、小さなお店のインスタグラムアカウントの立ち上げから運用までを追いかけて、連載を書いています。今回は運用をはじめて1カ月ほど経って何が起こったのかを取材しました。
1カ月運用して、どんな変化がありましたか?
山田:フォロワー1カ月で200人超えましたね!おめでとうございます!コメントも沢山入るようになってきましたね。コメント返すのは、どうでしょう?大変ですか?
小寺:やはり、コメントが付くとすごく嬉しいですね!運用する時に励みになります。今のところ返すのはそんなに大変ではありません。海外の方からも、英語やスペイン語でコメントが入るようになってきました。語学は分からないのですが、気持ちは伝わるので、こちらも気持ちを込めて「Thank you」と返しています(笑)。
山田:お気持ち、伝わっていると思いますよ!インスタグラムは絵文字文化が浸透しているので、コメントに絵文字だけで返す人も多いです。海外の方へは、絵文字でコメント返信してもいいかもしれません。
小寺:質問があるのですが、コメントにアカウントをタグ付するのっていいんでしょうか?そんなにアピールされても…って思われないでしょうか?
山田:コメントにアカウントタグ付すると、お知らせが来るので、コメントに気がついて読んでくれる確率がかなり高くなります。ユーザー同士で、そういう使い方は浸透しているので嫌な気持ちになる人は、そんなにいないんじゃないかと思いますよ。ちなみに、小寺さんはどういう時間帯にインスタを運用していますか?
小寺:出勤前や家でやっています。あまりに遅い時間帯だったりすると、ポップでお知らせが来るようにしている方には悪いので、「いいね」や「コメント」をつける時間は気を配っています。
山田:素晴らしい気配りですね。コメント返しでタグ付する時も、そのように細かく気を配られて入れば問題になることはほとんどないと思います。その他に何か起こりました?
小寺:コメントだけでなく、タグ付もしてもらえるようになりました。あとは、コメントに「先週、初めてお店にお邪魔しました」と書き込みがあって、リアルにお店に来てくださった方とインスタグラムでつながったのは初めてで、とても嬉しかったです!
山田:店舗がある場合は、リアルと連動を強化していくのはとてもいいですね。店舗にも、ぜひ「インスタグラムはじめました」とご紹介するようなポスターを貼って見てください。お店に来てくださる方は濃いファンの方も多いと思うので、検索してフォローしてくれるかもしれません。
小寺:インスタグラムは拡散機能がなく、広がりがないので、どうやって広げていこうか考えていました。たしかに、リアルと連動していくのは広がりを作る上で大事です。
山田:はい。その他にも、名刺やカタログ、HPなど、出来るだけ色んな接触ポイントでインスタグラムのアカウントがあることを宣伝していってください。ツイッターアカウントやFacebookアカウントでも、「インスタグラムはじめました」という事を投稿してみてください。
小寺:はい、できるだけ露出するように計画たててみますね。
ネコ人気は業界問わない・・!
山田:人気の投稿は、どういうものか傾向は見えてきましたか?
小寺:これは、実際の商品販売の時もそうなんですが…ネコ・ウサギ・イヌが動物モチーフの人気トップ3なんです。インスタでも、その傾向は一緒ですね。ネコやウサギが入った柄を入れると人気ですし、コメントも多く入ります。「あ!ほんとだ!こんなところにウサギがいますね」なんて入ります。ネコは、デザイナーの中でも「禁じ手」と言われてしまうほど人気で、そりゃネコを入れたら人気でるよねって言われてしまう位なんですよ。
山田:そうなんですか!たしかに、ツイッターでもネコ企画の人気はすごいです。手ぬぐいでも一緒なんですね。ウサギとイヌも納得です。Jikan Styleさんのインスタグラムを見ていると、うさぎ柄の投稿のときに、ハッシュタグに「#うさぎ」だけでなく、カタカナで「#ウサギ」や、漢字で「#兎」と多くつけているのを見て「やたら細かくつけるなぁ」って思っていたのですが、そういう事なんですね。
*JIKAN SYTLEさんの「うさぎ柄」の投稿
小寺:そうなんです。手ぬぐいファンでなくても、「うさぎ」ファンの方も喜んで頂く場合が多いので、なるべく露出するようにハッシュタグのバリエーションをつけています。
山田:あとは、iconsquare にログインすると、「いいね」が多かった投稿のランキングや、「コメント」が多かった投稿ランキングが見ることもできます。ぜひ、こちらで分析してみてください。
次回はリアル店舗とインスタグラムの連携方法について
次回は、リアル店舗とインスタグラムをどうやって結びつけるかを色々実験してみます。リアルと相性が良いと言われるインスタグラム、どんな効果があるか楽しみにですね!
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