気持ちを伝える3つの構図│ほめられるスマホ撮影術vol.2

2017 6.21

こんにちは、うのです。

毎週水曜日は「ほめられるスマホ撮影術」と題して、スマホ撮影テクニック講座をお届けします。

本記事の前半は基礎編、後半は応用編という構成になっていますので、ご自身のレベルに応じてチャレンジしてみてくださいね!

さて、第2弾では写真の基本である「構図」についてです。

kakeru_homerare_img_2017-06-21-80 今回は「日の丸構図」「三分割構図」「対角線構図」の3種類をご紹介します。

スマホでシャッターを押す前に、まずは被写体の何処を一番伝えたいかを考えてみましょう。そして、主役が映えるような余白があるかを探ります。

スマホ撮影の上達のコツは、様々な角度から撮ること。お気に入りの1枚を見つけてみてくださいね。また、毎週kakeruのInstagramで撮影術のまとめを更新していきますので、ぜひ記事とあわせてご覧ください。

 

それではさっそく、基礎編からスタートです。

基礎編1:日の丸構図

▼完成写真
uno-instatechnique2 (2)

▼日の丸構図

kakeru_home_img02_2017-06-21

一番見せたい被写体を真ん中に持ってくる手法です。もっとも使いやすく、初心者の方におすすめの構図です。

例ではネイルポリッシュを真俯瞰で撮影していますが、食べ物や人物の撮影でも使うことができます。中心のまわりをボカしたり(注釈1)、色のトーンを変えたり、スマホ加工で自分だけのアレンジを見つけてみてくださいね。

注釈1:Instagramでは、「チルトシフト」機能をつかってボカすことができます。

基礎編2:三分割構図

▼完成写真 kakeru_home_img03_2017-06-21 ▼三分割構図
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三分割構図とは、画面を縦横それぞれ1/3ずつに区切り、分割線の交点に一番見せたいものを持ってくる手法です。

この手法を用いれば、全体のバランスが安定した写真を撮ることができます。脱初心者をしたい方にはおすすめです。

iPhoneを利用している方は、「設定>写真とカメラ>グリッド>ON」にすれば、”グリッド表示”にすることができるので、ぜひ活用してみてくださいね!

基礎編3:対角線構図

▼完成写真
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▼対角線構図
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対角線構図とは、動きや奥行きを表現するために見せたいものを対角線上に置いたり、対角線上に斜めに撮影したりする手法です。

余談ですが、韓国のコスメ系Instagramアカウントでは、このようにパステルカラーで対角線をつくるのが流行っているようです。

他にも、テーブルフォトを撮影する際には、お皿やグラスの配置を対角線上におくだけでバランスが取れた写真が撮れるので、ぜひ試してみてくださいね。

基礎編まとめ:もっとも大切なのは、「何を伝えたいか」を考えること

▼日の丸構図で撮った例

 
 

第1回の「光を意識して撮ってみよう」でもお伝えしたように、スマホは手軽に撮影できる分、すぐにシャッターを押してしまいがちかもしれません。

しかし、目の前の被写体を撮る前に、その被写体の魅力を伝えるには、どの角度からどの構図で撮るのが一番良いのかを考えてから撮ってみましょう。

次世代インスタグラマーになるには、「写真を見ただけで、誰が撮ったか分かる」という個性も重要になってくると思います。 そしてその個性を磨くためには、写真の基本となる「光」と「構図」をおさえておく必要があります。

「綺麗な写真」「美味しそうな写真」「憧れる写真」「いいねしたくなる写真」というのは、受け手の感性によって変わります。正解はありません。 たくさん撮って、楽しみながら自分の個性を磨いていきましょう。

それでは、ここからは応用編です!

応用編1:縦で撮ったらいいの?横で撮ったらいいの?

「スマホを縦にして撮るか、横にして撮るか悩む…。」というときは、奥行きを演出したいか、広がりを演出したいかによって使い分けましょう。

縦位置で撮影するときは?

高さや、奥行きを演出したいとき。

横位置で撮影するときは?

広がりを演出したいとき。

▼トンネルの奥行きを出すために縦位置で撮った例。

 


▼横並びのパンを魅せるために横位置で撮った例。

 

 

応用編2:ご飯を撮るときはどの角度から?

「ご飯を美味しそうに撮りたいけど、どの角度から撮ったらいいのかわからない…」なんてことありませんか?食べ物の特徴によって美味しく見える角度が変わるので、一概には言えませんが、まとめてみたので参考にしてみてください。

真俯瞰

全体のテーブルコーディネートを撮りたいとき。(例:ピクニックのお弁当や、料理をたくさん作ったとき)

斜め45度

シズル感を出したいとき。(例:肉汁、お刺身、メープルシロップ、蜂蜜、フルーツソース)

真横

高さがある被写体を撮りたいとき。(例:パフェ、ソフトクリーム、パンケーキ、ハンバーガー)

▼真俯瞰で撮った例。

 

全体のテーブルコーディネートを写したかったので、あえて真上から撮影しました。

手が入ると写真に動きがでるのがポイントです。

また小技として、スマホを逆さまにして撮影すると、レンズと被写体が近づいて臨場感が出るのでおすすめです。

次回は「雨の日が楽しくなる写真を撮ろう」編です。

ほめられるスマホ撮影術の第2弾は「構図の考え方」についてお届けしました。

まとめると、一番伝えたいものが伝わるように様々な角度から、様々な構図で撮ってみましょう

第3回は、じめじめした梅雨の時期でも楽しめる写真撮影術をお届けします!

※ちなみに来週までに雨が降らなかったら内容は変更となります。ご容赦ください。

それではまた来週!

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