「インスタの保存機能使ってる?」原宿の10代・20代男女50人に聞いてみた

2018 12.12

こんにちは。kakeruライターの佐藤帆奈美です。

Z世代のSNSコンサルタントとして、若者トレンドの知識を強みとして、Twitter・InstagramのSNSコンサルティングやプロモーション企画を担当しています!

突然ですが、みなさんはInstagramの『保存機能』を使っていますか?

保存機能とは、フィード上で大量に流れてくる投稿を簡単にブックマークできる機能です。

igjp_save

(画像参照:)

直近では、欲しい商品をとして保存できるアップデートがありました。

また、投稿の良し悪しを見極める指標として「保存数」を設定してInstagramアカウントを運用する企業も増えるなど保存機能が注目されています。しかし、実際のところ、ユーザーは保存機能を使っているのでしょうか。また、どのような使い方をしているのでしょうか。 

ちなみに私は普段、「とりあえず保存しておこう~」という感覚で、次々に(雑多に)気になる投稿を保存しています。後から見返す投稿はだいたい3割くらいです。

通知も足跡も残らない、自分だけの秘密の空間となる「保存機能」は気になることばかり……。

「どんな投稿を保存しているの?」「目的は?」「頻度は?」「見返すことはあるの?」などを聞くために、Instagramを使いこなす10代・20代の若者の街「原宿」へと向かい、秘密の空間を覗いてみました!

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原宿を歩くキラキラの10代・20代男女に声をかけること2日間!

……結果、50人の方から回答をいただきました。

その結果がこちら!

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原宿の10代・20代男女50人中34人が保存機能を使っていた!!!なんとInstagramを使っている人だけでみると、約8割は保存機能を利用しているという結果になりました。

ちなみに、保存する頻度は、「週1」が最も多く、次いで「毎日」「週3」のようです。毎日Instagramを見るユーザーが多い中、ブックマークしたいほどに、「いいね!」と思う投稿は週に数本なんですね……。

では一体どのような投稿を保存しているのでしょうか。具体的な使い方についてお話いただいた3組をピックアップしました!

「保存機能」は意外と〇〇!?

中学2年生 女性 Lさん Mさん Aさん

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韓国がだいすきな中学2年生三人組。

佐藤:保存機能使っていらっしゃるんですね!

Lさん好きな歌手やおもしろそうな映像を保存しています。これはほとんど動画ですね。

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佐藤:一旦保存しておく、という感じなんですね!

Lさん動画とかは暇な時に後で見返すことが多いです。あとは、気になったコスメを保存してます!かなり細かく!

佐藤:コスメはカテゴリに分けてコレクションしてるんですねー!

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Lさん実際に買いたいなあと思うコスメは結構保存しています!で、お店に行ったときに、保存機能を見返して商品を探しますね。

まさに、自分の「気になる」を詰め込んだ空間……!他人からの目線を気にした行動が多いInstagramの中でも、自分の興味関心の赴くままに素直かつリアルな行動が見られました。

専門学校2年生 女性 もさん かさん

佐藤:保存機能って使ってますか?

かさんさっきちょうど見てました!

佐藤:見たいです!どんな投稿を保存しているんですか?

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かさん洋服とか猫とか芸能人ですかね。なんか、かわいいもの(笑)。

佐藤:かわいい!これって実際に洋服を買いに行ったりするんですか?

かさんこれはコーディネートの参考にするために保存しています!実際にはこのあと買い物はしなくて、過去に買った服や似たような服のコーディネートを発見したら、保存してますね。

毎日保存機能を使って、洋服をチェックするお洒落女子2人組でした!

大学2年生 女性 SUさん RKさん

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RKさん保存機能、毎日使ってます!コーディネート、髪色、ネイルとかジャンル別に分けて保存してます!

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佐藤:見やすいですね! これ、実際にお店に持っていくこともありますか?

RKさんはい! 「これにしてください!」って見せることが多いです!

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佐藤:一緒です…! スマホで撮影した時の写りが分かったり、動画だと光による色の変化が見れたり、美容師さんが投稿する投稿って本当に参考になりますよね!

まとめ

今回の原宿での調査の結果、分かったことは大きく3つ!

1.保存機能は実用性を重視!

みなさんの保存している投稿で、一貫している要素は、「本当に興味がある投稿だけを保存する」という点でした。

「いいね」をすることさえも周りの目を気にするInstagramで、シンプルに「いい!」と思った投稿に素直にアクションできるのは、「保存機能」ならではだと思います。

2.保存機能は意外と見返す。

「とりあえず保存して満足」という感覚が強いと感じていた保存機能ですが、意外にも「後から見返す」と答えたユーザーは多いという結果になりました!

なかでも、動画やシリーズ化されているコンテンツは見返す、という傾向も明らかになりました。

3.「保存機能」という名称の認知度が低い!

そもそもの話にはなるのですが、インタビュー中最も感じたことは、「保存機能」の呼び方がユーザー間で統一されていないこと、名称の認知度が低いことでした。

実際に画面のマークを見せたり、手で形を作って説明したりすると、「あ???!使ってます!」といった回答を得られることが多く、保存・クリップ・コレクション等…みなさんの呼び方はそれぞれでした。

『〇〇 と思ったら#いいね してね』などのコミュニケーションはSNS上で多く見かけますが、保存機能については、名称の認知度が低いので、直接「保存してね」とユーザーに呼びかけるのは難しそうです。

ユーザーが保存したいと思う実用的な情報を、視覚的に分かりやすい方法で、的確に伝えることで、「保存」というアクションに繋がるのかと思います。

ショッピング機能の導入などにより、企業のマーケティング活用が本格化しつつあるInstagramですが、どのようなコンテンツをユーザーは求めているのか、ダイレクトに感じる取材となりました!

 

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