ついに日本にも「ポケモンGO」が上陸しましたね!この週末は、ポケモンを捕まえるためにずっと歩き回っていました。
海外ではこの人気に便乗して、実店舗への集客を行う企業も増えています。
そこで今回は、大注目のポケモンGOを、企業はどうやってプロモーション活用しているのか?について、海外事例を紹介しつつ解説していきたいと思います。
家電小売り店×ポケモンGO
アメリカの家電小売り店舗では、ポケモンGOを活用して店舗への集客を行っています。
ポケモンGOを起動していると充電がすぐになくなってしまうため、アメリカの家電小売店ではユーザー向けにモバイルチャージャーを売り出しています。
FacebookなどのSNSに広告を出し、ラジオシャックでは売上が50%も増加したそうです。
日本でも、この週末でモバイルチャージャの売上がかなり上がったのではないでしょうか?私もこの週末にポケモンGOを起動して楽しんでいたのですが、一緒に遊んでいた友人が近くのコンビニでモバイルチャージャーを購入していました。
ターゲットは常にスマホを持ち歩いているユーザーなので、Facebookを利用してスマホユーザー向けに広告を出していることもポイントですね。
スマホと相性がよく、即時性の高いSNS広告を利用することで、自社のお店やサービスにユーザーを上手く取り込めるかもしれません。
動物園×ポケモンGO
アメリカにあるシンシナティ動物園では、園内にある26個のポケストップと2個のジムをSNSでアピールすることで動物園への集客を行っています。
Zoo has 26 Pokéstops & 2 gyms! Catch ’em all while respecting the visitors, plants & animals
— Cincinnati Zoo ()
動物園の園内マップにポケストップとジムの場所を組み合わせたマップを、ポケモンGOユーザーへ向けてTwitterで公開。地元メディアでは「動物よりもポケモンが目当てで来た」というお客さんの様子が報道されているようです。
*ポケストップとは:ポケモンを捕まえるためのアイテムや経験値などがGETできる場所。
*ジムとは:自分のポケモンと誰かのポケモンをバトルさせることができる場所
その他にも、ポケストップで誰かが「ルアーモジュール」というアイテムを使用すると、その周辺で30分間ポケモンの出現率があがります。
この「ポケストップ」や「ジム」ですが、集客にはかなりの効果があります。アイテムやポケモンをGETするために、どんどん人が集まってくるのです。
「ポケモン以外には全く興味を持っていないのでは…?」と感じるかもしれませんが、ポケストップの多くは銅像があったり有名な建物だったりと、何かしら特徴がある場所が多いのです。そのため、ひとつひとつのポケストップをまわっていると、意外なスポットを発見できたり、知識を深めたり、ちょっとした観光気分が味わえます。
集客のきっかけがポケモンGOだとしても、その場所の魅力あふれるスポットを訪れてもらえるチャンスになりますね!
飲食店×ポケモンGO
アメリカにある飲食店「L’inizio Pizza Bar」では、店舗にあるポケストップに「ルアーモジュール」を使用して集客を行っています。
このお店のマネージャーが、10ドルを払って近くのポケストップにルアーモジュールを使用したところ、ポケモンGOユーザーが次々と来店。
これにより、通常の売上よりも75%もアップしたそうです。
ルアーモジュールを使用しているポケストップのまわりにはピンクの花びらが散っており、他のポケストップよりも目立つようになっています。そのため、ポケモン目当てのユーザーが次々と集まってきたということですね。
ルアーモジュールは有料アイテムですが、30分間の利用で80円程度です。広告にお金を使うよりも、集客に効果があるかもしれませんね。
Yelp×ポケモンGO
色々な場所でポケストップを利用して集客を行っているのは分かったけど、どうやってポケストップを探せば良いの?というあなた。飲食店などの口コミサービスである「Yelp」では、「ポケストップ」の検索フィルターを導入しました。
Yelp’s new Pokéstop filter helps you be the very best while on your journey.
— Yelp ()
Yelpの検索フィルターで「PokéStop Nearby」を選択すると、近くにポケストップがあるお店のみ一覧で表示されます。
普段口コミサービスを利用してお店を探す場合、口コミの内容や価格などを見て行くお店を決めると思います。しかし、ポケモンをGETできるか?というポイントも、お店を選ぶ基準になりそうですね。
ポケストップが近くにあるということを売りに実店舗への集客をしてみたり、集まったユーザーに対して仕掛けをすることで、売上アップも期待できそうです。
自分のお店をポケストップにしたい!という方もいるかもしれませんが、現在は新しいポケストップやジムの申請は受付けていないそうです。
まとめ
日本でポケモンGOが配信開始して数日間、どこに行ってもポケモンGOの話題でもちきりです!大人も子供もみんなスマホでポケモンGOをプレイして、ポケストップでは誰かが常にルアーモジュールを使ってポケモンを集めています。
国内外でこれだけ注目を集めているポケモンGO旋風に乗らない手はありません。今回ご紹介した事例を参考に、是非自社のプロモーションに取り入れてみてくださいね!