皆様ごきげんよう。kakeru編集部の山ノ手です。
今回はTwitterの中の人として、アイティオール株式会社の方にインタビューしました。
ビジネスフォンに代わる新しいサービスとして、「ナイセン」というサービスを提供しています。
会社へかかってきた電話を個々のスマートフォンで受信したり、離れていても内線化が出来るサービスです。
「ナイセン」というTwitterアカウントをみなさんご存知でしょうか。
ご覧のとおり、ぶっ飛んでおります。
「なにやら面白いツイートをしているぞ」ということで、「ナイセンさんの中の人」にインタビューをしてきました。
★ナイセンさんの登場人物
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Kさん、Iさん、Mさんの3名
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★kakeru編集部の登場人物
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三川、山ノ手
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山ノ手:まず、御社がTwitterを始められたきっかけを教えてください。
Kさん:実は、「これ!」という理由がないんですよね。当時Twitterが流行っていたので、まずはやってみよう、と、そしたら1万リツイートされて、プチヒットしました。
「クマの花見」?をパロディ化してイラストを描いてみたところ、すごい拡散されたんです。
元々うちの採用のプロモーションだったんですけど、そのツイート経由で10人くらい採用応募が来たんですよね。
これがきっかけでTwitter面白いなと思って力を入れ始めたのがきっかけです。
Iさん:出来るだけ効果があって、なおかつ自分たちの得意分野が活かせるプロモーションかなと思いました。
イラストを描いて募集したら来てくれるかな?というノリでツイートしたら、反応があったので自分たちも喜んで、「もっとやろう」みたいな感じで。日々の業務という形に進んでいきました。
山ノ手:貴社はBtoB事業だと思うのですが、なぜユーザーへの認知を始めたのでしょう?
Kさん:一般ユーザー向けにやっているのは、Twitter自体に一般ユーザーが多いからですね。企業向けに真面目なことばかり呟いても、たぶん何の反応もないと思うんですよ。「しーん…」みたいな。なので、あるタイミングで突然ナイセンのCMを入れていく。
Twitterも波があるんですよね。「連投!」とバンバン投稿していくとワーッて盛り上がっていくタイミングがあるので、そこですかさずCMをいれる。そこで盛り上がりはちょっと下がるんですけど(笑)、そうやって認知度ちょっとずつ上げてますね。
三川:Twitterはよく見ていらっしゃいますか?今これトレンドに乗っているなとか。他の企業さんとか。
Iさん:見てます、見てます。やはり他社さんの動向もすごく気になって見ていますし、自分たちから絡んでいきたいなとは思っています。
いきなり全然知らない企業さんに絡んでいくのは難しことですが、Twitterはそれが許されるゆるーいアタックじゃないですけど、仲良くなれるいいところがありますよね。
Kさん:(グッズを並べながら)これもTwitterから生まれたんです。
山ノ手:たくさん種類がありますね。
Kさん:これもうちがTwitterやってたら、スマホケース作ってる会社さんが「うちと協力してスマホケース作ろう!」と言われて作ったんです。4月に入ってから発売しました。
山ノ手:この商品など、予想は最初からあまりされてなかったと思いますがどうですか?実際こうなってみて、Twitterの可能性を感じますか?
Kさん:そうですね。コストが必要以上にかからないところが魅力的ですね。Twitterアカウントから生まれたナイセンの歌があるんですよ。
それも、「歌作ろう!」ってやったんじゃなくて、「歌作りたいね」と言ったところ、作ってくれそうな人が身近にいたので友情プライスで作ってもらいました。
プロモーションビデオとかも作ったらお金がかかるんでしょうけど、今現時点ではほとんどお金がかかっていない。やはりこういう可能性はすごくあると思います。
山ノ手:ゆるーい呟きをするようになってから、ユーザーの反応にどのような変化が見受けられましたか?
Kさん:そうですね。固定の参加してくれるユーザーさんが増えたのがすごくわかりました。
山ノ手:アカウントのファンのようなものですか?
Kさん:そうです。フォロワーの中でも黙って見てる人と、積極的にリプライを返しをしてくれる人といる気がしますね。積極的に返してくれる人…固定ファンていうのかな、そういう存在がすごく増えてきた気はしますね。
たまにイベントで出展するのですが、BtoB向けに僕らがスーツを着ている中、「あっナイセンさんですか?」って普通の学生っぽい人が来てくれたりとかもありました。
山ノ手:ゆるい内容を投稿していくにあたって、炎上などは怖くありませんでしたか?
Kさん:一応怖い部分はありますが、気を付けてやれば。誰かが傷つくような発言をやめる、ネガティブな言葉は使わないなどをある程度守っていれば炎上まではしないと思います。
三川:本業と言いますか、仕事をしつつTwitterを片手間でやってると思いますが、大変ではないですか?
Kさん:そうですね。なので出来るだけ分業しています。主にはイラスト投稿係と、返信係と、時事ネタを引っ張ってくる係のような。
Iさん:ユーザーにはまだ誰が誰とかいっておらず、中の人複数という不思議な感じでやっております。返信は基本全員へしています。
Kさん:そうです、その時空いてる人が。それこそスマートフォンから外で電車乗りながら、「あーコメント来てるわー」みたいな感じで。
Iさん:あと話しかけられてもないのに話しかけてみたり。
山ノ手:一般のユーザーに!?
Iさん:そうですね、突然してみたりとか。
山ノ手:返信も全員だとポジティブなものばかりじゃないと思いますが、ネガティブなものが来た時の対処法や心がけてることは?
Kさん:ネガティブでもネタっぽいネガティブは乗ったりするんですけど、完全にネガティブなのはスルーですね。。。始めたころは「死ね」とか言われていたんですよ、いっぱい。「死ね」とか「クソが」とか(笑)結構へこんでいました。けど、意外とそういうのは慣れてきて。最近は無いですね。