インスタで心を掴む「スワイプ投稿」とは?事例と活用ポイントを紹介

2017 6.7

こんにちは!うのです。

皆さん、Instagramで複数枚投稿をしたことはありますか?
2017年2月から、1回の投稿で最大10枚の写真(または動画)を投稿できるようになりました。

 

 

Kakeruさん()がシェアした投稿 –

複数枚投稿は、1つの商品を多角的なアングルで宣伝したり、イベント写真をアルバムのように紹介できるメリットがあります。

ただし、単に複数の写真を投稿しているに留まっている企業事例も見受けられます。もったいない!

ユーザーに「スワイプさせる」という動作を利用した「スワイプ投稿」事例をみながら、Instagramの新たな活用について考察します。

企業のスワイプ投稿事例

この仕掛けは素晴らしい!とkakeru編集部で絶賛した事例3つをご紹介いたします。

ケンタッキー:1枚で完結させないパノラマイラスト

 

KFC – Kentucky Fried Chickenさん()がシェアした投稿 –

 

1枚目に、望遠鏡でなにかを覗いている宇宙飛行士の姿があります。「何を覗いているのか」をついつい知りたくなって2枚目、3枚目…とスワイプしていくと最後に答えが分かります。すべての投稿イラストが繋がっているパノラマのような使い方ですね。直接的な宣伝ではなく、ユーザーに「ワクワク」させる体験を提供しながら商品を知ってもらう仕掛けです。

日産自動車:画像と動画を組み合わせる

 

Nissan Japanさん()がシェアした投稿 –

1枚目に「SWIPE」という動画、テキストもシンプルに「左にスワイプ!」のみ。ユーザーにアクションを分かりやすく提示していますね。指示どおりにスワイプすると、吹き飛ばされた人や果物が…。最後のオチ(製品紹介)を動画で表現しており、視覚情報のみで製品の魅力を伝えている事例です。

スターバックス:絵本のようなコンテンツ

海外のスターバックスアカウントでは、海賊モチーフのケーキポップを某映画のネタと絡めてストーリー仕立てで紹介しています。ファンにとってはたまりませんよね!
スワイプすると次の展開が見れるので、まるで絵本を見ている感覚で楽しめます。

一般アカウントによるスワイプ投稿事例

新しいトレンド・カルチャーは個人から…ということで、一般アカウントでのスワイプ事例もご紹介致します。

漫画の続きが読みたくなる

 

やまぎし みゆきさん()がシェアした投稿 –

Instagramで育児日記の漫画を投稿しているやまぎしさん。なんと、投稿のほとんどが複数枚でスワイプの仕掛けを使った投稿なんです。
1枚目が表紙と漫画のテーマ、2枚目以降が漫画のストーリーになっていて、ついつい気になって続きが読みたくなる工夫がされています。

文字だけで煽る

 

夏に向けて筋トレ・ダイエットアカウントを眺めていたときに偶然みつけたのがこちら。♡あや♡さんの旦那様が筋トレを応援・激励する「#ストイックな旦那の毒舌集」投稿から抜粋しました。
最近、Instagramではこのような文字だけの投稿や、手描きで日記を書いたり、美文字を投稿したりする「#手書きツイート」「手書きツイートしてる人と繋がりたい」コミュニティが盛んになっています。

スワイプ投稿のポイントは「ストーリーに引き込むこと」

これまで、商品の魅力を多角的に見せるために、次のような複数枚投稿のケースが多かったのではないでしょうか?

  • アパレル企業の場合、新作の洋服を平置きした写真や、スタイリングした写真を複数枚投稿
  • 食品メーカーの場合、新商品のパッケージと、アレンジ料理の写真を複数枚投稿
  • 場合によっては「良い感じに写真が撮れたからこれも!」と、ノリで複数枚投稿

もちろん、商品の熱心なファンの方々には響くかもしれません。ですが、もっと多くの人たちに魅力を感じてもらうことを考えると、ただの複数枚投稿だけでは弱いと思うんです。

2枚目、3枚目とスワイプするたびに、いつの間にかブランド・商品の魅力に引き込まれるようなコンテンツ設計が、これからのインスタ活用の鍵になってきます。

そのためには、今回紹介した事例のように、ユーザーがスワイプすることを踏まえ、複数枚投稿にゲーム要素やストーリー性を織り交ぜるような工夫が必要となりそうです。

引き続き、Instagramのトレンドを追っていきます!

それでは、また。


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