セリーグ某在阪球団が私の贔屓チームであることはあまり知られていませんが、日々ネットやテレビのニュースでプロ野球の結果をチェックしております。実際に見に行ったりも結構します。結構というかだいぶします。
1週間程前、いつものようにツイッターでその日の試合結果をチェックしていると、こんなツイートが流れてきました。
目の前に試合の情報出現、スポーツ観戦が変わる…! 野球観戦でテスト実施 スマートグラスを着用して観戦! スポーツ観戦の未来に期待がかかります!
— KAI-YOU(カイユウ) ()
“未来の野球観戦”トライアル、スマートグラスにTV中継並みの情報表示。 これが実用化されたら買いたいです。 — 岡村直樹 ()
スタジアムの野球観戦を最高に楽しむべく生の戦いから目を離さずに必要な情報をゲットできる「スマートグラスライブ観戦」とは? – GIGAZINE 昨日の日ハム戦で外国人観戦客が使っていた、スマートグラスの紹介記事。
— 岡3.0 ()
ん、なんやこれは…陽岱鋼を応援するために札幌ドームに来た台湾からのお客さんが、すっげーメガネを使っていろんな情報を得ていると。しかも台湾の言葉で。
野球現地観戦するときにファンが感じる課題
野球を現地観戦することのメリットは、
- プロのプレーをナマで見ることができる
- テレビでは映らない選手の動きを見ることができる
- 各チームの応援など、現場の雰囲気を感じることができる
など、書き始めるとまだまだいっぱいあるんですが。野球ファンはそのメリットのために自宅でテレビを見るのではなくチケット代を支払って球場で観戦するのです。
一方、野球を観るうえで現地よりテレビのほうが優れていることもあります。テレビ観戦と比較すると現地では、
- その選手の最近の成績などがわからない
- 知らない選手が出てきたときの情報が無い
要は、現地観戦はテレビ観戦よりも情報が少ないのです。この選手はどこの高校出たとか、ファンはいろいろ知りたいのです。テレビで見てると選手が打席に入るとその選手の成績やその日の結果などが表示されます。「現場では状況がわかりにくいからテレビ観戦することがほとんど」というファンもいるほどです。
もちろん現地にいてもそれらの情報を得る手段が無いわけではありません。スコアボードに表示されていたり、スマホで検索したりすると確認は可能です。
ただ、テレビで見ているときのように「見ていると画面に表示されて自然に知ることができる」のではなく、球場では「能動的にその情報を(スコアボードやスマホなどに視線を移して)確認」しなければ各種情報を得ることはできません。視線をプレーから離した瞬間にホームランとかが出たらもうたまりません。泣きそうになります。
それがこのメガネをかけるだけで、実際のプレーを見ながらあらゆる情報を獲得できるという。
現物を見てきた
ということで、ものすごいムリを言ってどんなものなのか実際に見せてもらうことにしました。
ほう、これですか。
装着。
うおおおお。
なんとかスマホのカメラで撮影を試みる。装着するとくっきり半透明の画面が見えます。
実際、現場ではこんな感じで見えます。これはいい…
使い方をいろいろ考えてみた
これ、今回みたいに海外の方が日本の野球を楽しんでもらうというインバウンド施策にもいいですし、日本の野球ファンがメジャーの球場で観戦するときなんかにもいいですねぇ…っていうか、日本のファンが日本の野球を観るときにも普通にほしい。
ご担当者さんに聞くと、動画画像テキストあらゆるものを表示させることができるそうです。リプレーなんかも見れるようにしてくれたら僕たちはものすごく喜びます。
野球だけじゃなくてサッカーとか相撲とかでも全然いけそうですね。
あと全然違いますが、観光名所でこれつけて歩いて周辺情報を見るのも良さそうです。
まとめます
昔ですね。iPhoneが日本で発売されてすぐの頃、「セカイカメラ」っていうアプリがありました。町中でセカイカメラを使うとスマホの画面の中に映しだされている町の景色の上に、映っている店舗の情報などが映しだされるという画期的なものでした。
セカイカメラを初めて使ったとき「野球場でこんなんできないものかな??」と思ったものです。スマホをかざすと選手のデータや風向き、あるいはその試合に望む意気込みなどがテキストで表示されるといいなー、と。
それが数年経ってウェアラブル端末となって実現しそうだという感動。一度私自身で実際にこのスマートグラスを使って試合を見たいものです…(関係者のみなさん。これ「次やるときは呼んでほしい」というアピールです。よろしくお願いします。)
たのしそう
田村でした。