LINEで新たな購買体験を実現ーーKIRINが提供する新自販機サービス「Tappiness」発表会レポート

2017 4.14

こんにちは!kakeru編集長の三川です。

2017年4月13日、キリンビバレッジベンダー株式会社から、LINEを活用した新自動販売機サービス「Tappiness(タピネス)」が首都圏、近畿圏で開始されました。サービス発表会に行ってきたので、同サービスの特徴を踏まえてレポートいたします!

「Tappiness(タピネス)」ってなに

同サービスはLINEビーコンを活用しており、専用の自動販売機にLINEをかざすとドリンクを購入することができます。特徴をまとめてみました。

専用アプリなど不要ですぐ使える!

「Tappiness(タピネス)」はLINEアプリをスマホにインストールしている人であればそれ以外の準備は不要で、簡単にドリンクを購入することができます。この点は、コカ・コーラが実施している「Coke ON(コークオン」と大きく違う点でしょうか。

決済方法が4パターン

決済方法は、「現金」「電子マネー」「LINE Pay」「特典チケット(後述)」から選択ができます。アジア圏では1,000万人ユーザーを超えたLINE Payを活用できる点も特徴のひとつですね。ワンタップで決済完了です。

ポイントを貯めればドリンクが無料に

「Tappiness(タピネス)」では、購入ごとに”ドリンクポイント”が1ポイント付与されます。15ドリンクポイント貯めれば特典チケットが付与され、1本無料に!ちなみに今ならサービス開始を記念して、初めて利用した方には10ドリンクポイントがプレゼントされるそうです。

友達への特典チケットをプレゼントできる

特典チケットは、友達にもプレゼントすることができます。遠く離れていてもLINEさえ繋がっていれば、「奢る」ことができます。

 

LINE公式キャラクターが登場する説明動画もアップされています。

ちなみに、Tappinessの名前の由来は、”tap”してhappy!になってほしい”という願いを込めたものとのことです。

Tappinessに期待される効果とは

流通チャネルとして外せない”自動販売機”の効果最大化

過去20年間をみると、コンビニの店舗数増加や消費税の値上がりなどが影響し、自動販売機台数が横ばいになっています。道端で自販機は見かけるけど、実際に購入する機会はたしかに少ないですよね。とはいえ、自動販売機は消費者とのタッチポイントとして大きな存在でもっと気軽に自動販売機を利用してもらえないかと考えられたのが今回のサービスになります。

消費者からすると、各社の自動販売機が横並びになっていたら「専用アプリ不要」で「決済方法が選択」できて「LINEポイントが付与」される自販機を利用しますよね。

国内6,600万人の月間アクティブユーザーがいるLINEと連携したことで、新たな自動販売機利用者層を獲得できるのではないでしょうか。

デジタルマーケティングへの活用

今回のサービス開発には、LINEビジネスコネクトの対応ソリューションである「Dialog One」も活用されています。同ソリューションを提供するDAC社のリリースには下記のような記載がありました。

キリンは「DialogOne」を活用することにより、ユーザーの購買履歴を可視化し、蓄積された購買データの商品開発への活用や、LINE上でユーザーごとの購買履歴に応じたキャンペーンや特典の案内をすることが可能となります。

「どこ」の「だれ」に「どの商品」が売れたのかという購買データを自動販売機で取得できるようになると、今後のプロモーション展開も大きく変わりそうです!

実際にTappinessを体験しました!

発表会では実機を体験してみました。

1.自動販売機にLINEをかざす

re_P1040136 (1)

LINEをかざす場所はココです。

re_P1040143

かざすと…

re_P1040151

接続できました!

2.ドリンクを選ぶ

re_P1040161

ドリンクを選びます。

3.決済方法を選択

rerere_IMGP5027

支払い方法を選択します。

rerere_IMGP5053

LINE Payだとこの画面が表示されて、決済へ。

rerere_IMGP5033

特典チケットの場合は、このような画面が表示されます。

4.購入できました!

P1040171 (1)

いえーい!

まとめ

今回発表された「Tappiness(タピネス)」や昨年リリースされたコカ・コーラ社の「Coke ON(コークオン」しかり、まさか自動販売機がここにきて進化するとは想像していませんでした。「Tappiness(タピネス)」はLINEとの連携により、購買データを活用したOne to Oneのコミュニケーションもできるようになります。購買履歴によってLINEアカウントのメッセージ配信を出し分けることも可能になるでしょう。

実際に体験してみて、専用アプリが不要だから手間なく利用できるという点が大きかったです。初回利用時は認証が必要ですが、2回目以降はラク。これでドリンクポイントがもらえるなら自動販売機を利用したくなります。

「Tappiness(タピネス)」は首都圏・関西エリアではすでに設置されている場所もあるそう。ぜひ、新たな購買体験を!

 


PAGE
TOP