「防災ガール★」に聞く、デマ情報を拡散しないためにできること

2015 5.14

こんにちは、kakeru副編集長の三川夏代です。

東日本大震災のとき、テレビや電話、メールが繋がらないなかで大きな役割を果たしたのがTwitterでした。

「南海トラフ地震」が起きると言われていますが、実際にいつ起きるのか分かりません。

もしもの時に備えた防災対策が必要です。

そこで、一般社団法人「防災ガール★」の代表・田中美咲さんに『Twitterと防災』についてお聞きしました。

「防災ガール★」代表・田中さん
「防災ガール★」代表・田中さん

 

三川:まずは、「防災ガール★」について教えてください

 

田中さん:

「防災をもっとオシャレでわかりやすく」をコンセプトに、これからの災害に向けて防災を広める、全国・海外にいる20~30代の防災意識高い女性のコミュニティーです。

オシャレな防災グッズの開発や、実用的な防災の情報発信、今までにない防災のイベントやワークショップを通して自主的にやりたくなる防災を広める活動をしています。

オシャレな防災グッスブランド「SABOI」も立ち上げました。

防災グッズブランド「SABOI」
防災グッズブランド「SABOI」

 

三川:東日本大震災のとき、Twitterがよくも悪くも注目されました。防災・震災の観点からTwitterの強みについて聞かせてください。

 

田中さん:

東日本大震災のとき。テレビでは広域なニュースしか情報が入ってこない一方、Twitterは個人が情報をリアルタイムに発信できるので、特定の地域の被災状況のツイートが多く見受けられました。個人が今起こっていることを文字や写真、あるいは動画を通して簡単に伝えることができるのはTwitterの強みですね。

もう1つ強みは、情報の拡散スピードです。

当時、震災に関するツイートをRTした方、いらっしゃるのではないでしょうか。「今何が起こっているかを知りたい」と「この情報を多くの人に届けたい」という想いから、震災に関するツイートは多くの人によってRT(拡散)されました。

 

 

三川:ありがとうございます。一方で、デマの情報が拡散されるデメリットもありましたね。自分がデマの情報の発信者にならないようにするにはどうすればよいのでしょうか。

 

田中さん:

これは普段から意識してほしいポイントですが、「情報の出処を確認すること」です。

『いま起きた地震で、●●駅が封鎖されてる!?』というツイートが流れてきたとします。

多くの人に状況を知らせないと、とすぐにRTしてしまいそうになるのをぐっとこらえて、ツイートしているTwitterアカウントをまずは確認することをオススメします。

もしかしたらこの情報発信者は「以前封鎖されたことがあったから、また●●駅が封鎖されているかも??」と不安の声を呟いただけかもしれません。

デマ情報を知らないうちに拡散してしまわないよう、情報の信憑性を確かめるクセをつけましょう。

 

三川:そうですね。デマ情報って本人の知らないうちに拡散してしまうことがありますよね。そうならないためにも、みなさん意識してみてくださいね。

 

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